「子どもの少ない人は反省して」自民党元総務会長の“時代錯誤”発言に批判殺到「ご引退いただきたい」
7月7日に「朝日新聞デジタル」が報じた、自民党元総務会長の笹川堯氏(88)の発言が波紋を呼んでいる。同記事によると、笹川氏は群馬県前橋市内で行われた自民党群馬県連大会で、次のように発言したという。
《お金を出したら人口が増えると思ったら大間違いだ。そんなことはありえない。やっぱり男がしっかりしないといかん。あなたの子どもならぜひ産みたい。作りたい。(女性が)そういう気持ちになるような旦那が増えなきゃだめだ。
みんな胸に手を当てて反省してください。子どもの少ない人は。
もちろん人間のことですから、子どもができない人もいる。しかし、その人はその人として働いて、世の中のために尽くしているからそれはそれでいいんだ。やっぱり男がしっかりすれば、必ず女性は子どもをこしらえてくれる。頼まなくても、わが愛する主人のために子どもを産もうとなる。お金の問題ではない》
笹川氏は86年の衆議院議員総選挙で旧群馬2区から出馬し、初当選。00年に発足した第2次森改造内閣では、総合科学技術会議担当大臣ののち、科学技術政策担当大臣を務めた。
08年には麻生太郎自由民主党総裁の下で自由民主党総務会長に起用されたが、翌09年に衆議院議員総選挙で落選。