「“必殺”のレギュラーが決まっても複雑な気持ち」村上弘明が時代劇を毛嫌いしていた驚きの理由【インタビュー】

村上弘明、68歳の近影
「ボクの舞台をプロデューサーが見に来たようで、あるとき『次の必殺シリーズのレギュラーをやってほしい』と連絡がありました。普通なら喜ぶところでしょうが、当時は時代劇に興味がありませんでした」
こう振り返るのは、『必殺仕事人』シリーズに足掛け6年間にわたり出演した村上弘明さん(68)だ。仮面ライダー(スカイライダー)役でデビューし、現代劇を中心に活躍していた。
「チョンマゲが不自然に感じて、時代劇はむしろ毛嫌いしていました。そうした思いがあるからテレビ局側から『じゃあ、まずは1回、ゲストで出演してみてください』と言われたんです」
出演の際、支度部屋に行くとチョンマゲのカツラを手に持ったスタッフがやってきた。
「“えー!?やっぱりかぶるの、嫌だなあ……”と思っていると、プロデューサーが入ってきて『それじゃない』と、地毛にマゲをのせる感じにしてくれて。『村上さんは、江戸時代にタイムスリップした現代人のつもりで演技してください。所作も言葉も現代人のままでいい』と言われほっとしましたね」
別室では、村上さんの演技の様子を映したモニターを、スタッフや出演者がじっと見つめていた。
「のちにある俳優さんから聞いたのですが、誰もしゃべらずボクを“品定め”していたみたいです。最後に藤田(まこと)さんが『ええやないか』と言ってくれて、レギュラーが決まったようです」
藤田さんとは、撮影に入る前に、会う機会があった。
「そこで『必殺』の台本を手渡されたのですが、両手で丁寧に扱っていて、藤田さんの台本への思いを感じました」
村上さん演じる政の殺し方は、プロデューサーの発案だった。
「『村上さんは、花っていうイメージ。花で殺すというのはどや?』と、その場で花の枝を武器にした殺し方が決まったんです」
京都での撮影が決まってから、周囲の先輩の役者仲間たちから「京都はおっかねえぞ」と脅された。
「でも、全然そんなことはなくて、移動のバスも一緒で、みんなが台本を見て『ここは、政ならどう思うんやろな』と、政の心情を一緒に考えてくれるんです。スタッフと共にキャラクターを作ったようなものですね」
『必殺』の現場を体験したことで、いつしか時代劇への偏見がなくなり、その後、数々の時代劇に出演することになったのだ。
『必殺仕事人』シリーズ(テレビ朝日系・1979年~)
晴らせぬ恨みを金をもらって晴らす闇稼業・仕事人。
中村主水(藤田まこと)を中心に、個性あふれる仕事人が、個性あふれる殺し方で江戸の悪を討つ時代劇。組紐屋の竜(京本政樹)と花屋の政(村上弘明)が加わった『必殺仕事人V』はシリーズ屈指の人気に!
【PROFILE】
むらかみ・ひろあき
1956年生まれ、岩手県出身。1979年に『仮面ライダー』(新)でデビュー後、数多くのドラマ、映画で活躍している。
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