「唖然としました」NHK出演のフルート奏者 パリでの“差別体験”明かし同情の声

柴田俊幸氏のXより
6月1日、フルート奏者の柴田俊幸氏(38)がフランス・パリでの“差別体験”を告白。ネットで同情の声が寄せられている。
パリ在住の柴田氏はブリュッセル・フィルハーモニック、ベルギー室内管弦楽団などで研鑽を積んだフルート奏者。これまでに「テューリンゲン・バッハ週間」や「東京・春・音楽祭2022」などの国際的な音楽祭でリサイタルを開いており、昨年6月には『クラシック倶楽部』(NHK)に出演した。
そんな世界を股にかけて活躍する柴田氏だが、フランスで“差別”的な出来事に遭遇したという。柴田氏はXで《パリ17区のカフェで、お客さんから人種差別を受けました》と切り出すと、こう明かした。
《久しぶりにヴァイオリニストの出口みのりさんとカフェをしていたところ、後から隣に座ったパリジェンヌが、突然、出口さんに対して【喋るのをやめろ】と言わんばかりに、フランス語でもなく、「口をチャック」もジェスチャーで黙れと示してきたのです
とっさに「Mais Madame…」と二人でフランス語で言い返しましたが、彼女は一切こちらを見ようともせず完全に無視。笑顔で店員さんにオーダーをしていました》(原文ママ)
柴田氏は《音楽院やコンサートホールといった華やかで自分がウェルカムされている場所で仕事をしていると、自分がマイノリティであるという事実を忘れがちになりますが、やはり乗り越えられない一線があるのだなと痛感させられました》と続けると複雑な心情をこう吐露した。
《白人社会の中で黄色人種として生きてきて、今年で19年になります。日々小さなトラウマの積み重ねでしたが、ここまであからさまに差別的な態度を目の当たりにしたのは初めてで、凹んでいます。なんでかって、一部の人にとって、我々の「存在そのもの」が邪魔だからです》
いっぽうで《でも、だからこそ、こうした逆風を日々感じているからこそ、我々非西洋人を音楽家として信じて仕事に誘ってくれる同僚たちの存在がどれほど貴重か、改めて強く感じました。そういう人たちを大切にせなあかんのです》と決意を新たにしていた。
また、柴田氏はフォロワーから寄せられた《若い欧州人にも差別をする人がいて悲しい気持ちになる。同時に『学がない』と哀れむ》というリプライに対し、《学がないのもそうかもしれませんが、今回はcompassionの無さに唖然としました》とコメント。さらに《誰か違う人と同じ空間にいて、それをポジティヴな時間に共有することに興味がない人。日本にもたくさんそういう人はいるとは思いますが…しんどかったです》と綴った。
「パリでは人種差別的な言動をすると、場合によっては有罪判決が下されることもあります。しかし、いまだにアジア人差別がなくなったとは言い難く、今年3月にはパリに短期留学していた東京大学卒のタレント・神谷明采さん(25)がXで《地下鉄の改札で、大音量で耳元で音楽流された時は恐怖で固まってしまった。その姿を見て、大爆笑された》と告白し、波紋を呼んでいました」(全国紙記者)
柴田氏が明かした“差別体験”に、Xではこんな声があがっている。
《昔はそんな人多かったけど、最近はそれでも減ってきた でもまだいるんだね。。こういうフランス人》
《それは、嫌な思いされましたね…》
《思ったよりも深く傷付きますよね》
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