「プロデューサーにもう無理」横山めぐみを追い詰めた、伝説昼ドラの“たわしコロッケ”より怖い撮影舞台裏
伝説的昼ドラ『真珠夫人』のヒロインを務めた横山めぐみ
「昼の帯ドラマは、大学生のころに『新金色夜叉』(フジテレビ系)に挑戦したことがあったんです。普通、2時間ドラマを撮影するのに2週間はかかるのに、毎日30分放送する昼ドラの撮影期間はわずか3~4カ月。眠れない日々が続いたことで、昼ドラはお断りしていました。でも、人間忘れるものなんですね。干支が1周したときに、『真珠夫人』の企画書を見て“瑠璃子を演じたい!”と思ってしまいました」
こう振り返るのは、横山めぐみさん(55)だ。撮影に入る前には、すでに脚本家の中島丈博さんが最終回までの台本を書きあげていたため、とにかく“貯金”を作るために覚えたという。
「前回の振り返りだったり、状況を伝えたりする説明台詞が多くて。なかでも中島さんが書かれた、同じ意味の言葉を羅列する台詞に苦労して、すぐに“貯金”が底をつきました」
撮影当初からトラブルが発生。
「悪役ながら人気のあった大和田伸也さん演じる勝平さんは、別の役者さんがキャスティングされていたのですが、直前にけがをされて降板に。急遽、出演することになった大和田さんも、やはり大量の台詞には苦労されていました。いつもセットの暗がりで、マネージャーさん相手に稽古をされていた姿が忘れられません」
毎回、泣くシーンを求められたのも苦労の要因。印象に残っているのは、恋人の杉野直也(葛山信吾)に操を立てて、愛のない勝平と結婚生活を送らざるをえなかった瑠璃子が、勝手に睡眠薬を飲まされ、犯されたと思い込まされるシーンだ。
「前は隠しているものの、設定上は、全裸でベッドの上で勝平さんとともにいるシーンです。私は涙を流さないといけないのに、大和田さんの台詞がすごく多くて、何度もカットがかかるんです」
どのように気持ちをつくろうかと悩んだ。
「カメラマンさんだけは気づいていたと思うのですが、じつはパンツも脱いですっぽんぽんになっていました。すると本当に情けない気持ちになって、自然と泣けてくるんですね」
同ドラマでは、瑠璃子への嫉妬に狂った直也の妻(森下涼子)が、たわしをコロッケとして出すシーンがあまりにも有名だ。
「撮影後半、心身ともに追い詰められて、プロデューサーに『もう無理』と直訴するほど、寝る時間も惜しんで頑張ったのに、“たわしコロッケ”に負けちゃったのが、なんとも悔しかったです(笑)」
『真珠夫人』(東海テレビ/フジテレビ系、2002年)
元華族の瑠璃子(横山めぐみ)は杉野直也(葛山信吾)と将来を誓い合っていたが、家を救うために荘田勝平と結婚。だが、嫁いだ後も直也のために貞操を守り続けていた。「たわしコロッケ」とともに、昼ドラブームの火付け役となった。
【PROFILE】
よこやま・めぐみ
1969年生まれ、東京都出身。『北の国から ‘87初恋』でデビュー。数多くのドラマや映画に出演するかたわら、バラエティ番組で披露したコントも話題となった。
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