エアコンの室外機が窓の近くにあるのはキケン!?《猛暑で急増するトラブルの真相》
エアコンの室外機が原因の熱割れは、問い合わせが多いという(写真提供:ガラス修理店「ガラパゴス!」)
「夏場は、窓ガラスの熱破損の問い合わせが1日に10件、多い日で30件入ります。原因は連日の猛暑。4~5年前からの傾向で、毎年5%ほどずつ問い合わせ件数が増えている状況です」
こう語るのは、ガラス修理店「ガラパゴス!」社長の高木実さんだ。
なぜ猛暑によって窓ガラスが破損するのだろうか。元消防士で防災スペシャリストの野村功次郎さんが解説する。
「窓ガラスは日光などによって中央に熱がこもりやすくなります。ところが四方でサッシに囲まれた部分は中央に比べて温度が低い。冷たい部分と違い、熱い部分は膨張するため、1枚のガラスで温度差ができると負荷がかかって破損してしまうのです。
なかでもエアコンの室外機の温風や日光で熱破損しやすいのは、防火用の網ガラス。ガラス内部に張り巡らされたワイヤは熱を持ちやすく、またワイヤが熱で伸縮することが原因です」
前出の高木さんが補足する。
「10年ほど前から戸建て住宅で利用されている、結露防止や防音にすぐれたペアガラスも、熱破損します。空気層を挟んで2枚のガラスを固定するアルミ素材の器具が熱を持ち、ガラスの温度を上げてしまうためです」
破損部分には、特徴的なヒビが入るという。
「ボールがぶつかるなど1点に力が加わると、その部分から放射線状にヒビが広がります。一方、熱破損は端のほうから中央に向かって1本、ピシッとヒビが入ります。放置しておくとヒビが枝分かれして広がります。すぐに粉々になるケースは少ないですが、早めの交換をおすすめします」(高木さん)
悪質な業者の場合、高額請求されるケースもあるという。
修理代の相場は知っておきたいところだ。
「当店は少し安く、1畳サイズの透明の網入りガラスで、工賃を含み6万2千円、不透明タイプで4万4千円(ともに税別)です。近年、保険会社によっては、熱破損を自然災害として、保険適用が認められるケースも増えています。加入している火災保険を確認してみてください」(高木さん)
熱破損しないために何より気をつけるべきは、ガラスを高温にしない、温度差を作らないことだ。「日の当たる窓ガラスの近くには、熱がこもらないよう、寝具、観葉植物、室外機などを密着させて置かないことです」(野村さん)
「熱破損はエアコンのあるリビングや寝室に多く、お風呂やトイレではまず起きません。日光にさらされた窓ガラスに、エアコンの冷風が直接当たらないようにし、温度差が生まれるのを防ぎましょう。また、ワイヤが熱をもたないよう、網入りガラスには遮熱フィルムや防犯フィルムなど、フィルム類は貼らないこと。ガラス全体を覆う簾などを利用しておくと安心です」(高木さん)
猛暑で思わぬ出費にならぬよう、窓ガラスは温めすぎないようにしよう!
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