「やるよ、やるよじゃなくて」中村繁之 とんねるず・木梨憲武に学んだ自然な笑いの極意
『ギョーカイ君が行く!』でとんねるずと共演した中村繁之の近影
「中山美穂ちゃんと共演した『な・ま・い・き盛り』(フジテレビ系)が好評だった流れで、『ギョーカイ君が行く!』が決まったんです」
こう語るのは、中村繁之さんだ。同ドラマはフジサンケイグループのレコード会社・ポニーキャニオンが舞台となっている。
「セリフにはギョーカイ用語が多用されていて、『ツェーマン・ゲーセン』(1万5千円)など、一般の視聴者に伝わるのかなって、監督に疑問をぶつけたりしたんですが『それはそれでいい』ということでした(笑)」
主役を務めたのはとんねるずだ。
「(木梨)憲武さんとは、『ザ・ミイラ』という明石家さんまさんや椎名桔平さんたちが所属する、芸能人サッカーチームで顔を合わせていました。ドラマでの絡みも多く、ノリさんはすごくかわいがってくれました」
木梨から学んだのは“自然な笑い”だったという。
「“やるよ、やるよ”と構えるのではなくて、お芝居のなかで、偶然に起きたような笑いを大事にしていました。テーブルの上にいろんなものを重ねて並べて、あと1個置くと、全部崩れてしまうように準備する。スネをぶつけるシーンでも、セットや物の配置を計算して、スネのあとにしっかり頭をぶつけたりするんです」
リハーサル中に、2人で仕掛けを考えたり、準備したりするのが楽しみだった。
「次に何が起こるのかわかっていたのに、本番で笑ってしまうことが多かったんです。苦労よりも、笑うのを我慢するのが大変な現場。『やり直さなきゃいけないから、NG出すな!』とくぎを刺されていました」
撮影が終わっても、木梨とは毎晩のように飲みに行き、ともに過ごしたという。
「中目黒のバーに飲みに行って、寝ずに次の日の撮影現場に行くことも。すると昼くらいから二日酔いで気持ち悪くなるんです。高級住宅街の田園調布でロケをしたとき、一般住宅にお願いしてトイレを借りたこともありました」
共演者には、加賀まりこや浅野温子も。
「加賀さんは大女優だから、失礼があってはいけないと緊張しましたが、石橋(貴明)さんが上手に接していて楽しそうでした。浅野温子さんは近眼だから、あいさつをするときも、顔をすごく近づけてくる。
チューされるのかとドギマギしてしまいました。自由で個性的な役者がそろい、すごく勉強になった作品です」
『ギョーカイ君が行く!』(フジテレビ系、1987年)
レコード会社・ポニーキャニオンを舞台にセールスプロモーター役のとんねるずの2人が新人歌手の売り込みに火花を散らす。フジテレビらしい“ギョーカイ”感てんこ盛りで、石橋貴明と木梨憲武が毎話のように繰り広げるケンカは、のちのバラエティ番組のようだった。
【PROFILE】
なかむら・しげゆき
1967年生まれ、千葉県出身。1985年にソロデビュー後、歌手、俳優として幅広く活躍。9月7日、汐留BLUE MOODにて58歳のバースデーライブを開催。
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