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「もうやめようと思うんだけど」大御所女性タレント(70) 引退示唆の裏にあった“炎上”騒動…悩んでいた「世間とのズレ」

女性自身
「もうやめようと思うんだけど」大御所女性タレント(70) 引退示唆の裏にあった“炎上”騒動…悩んでいた「世間とのズレ」

上沼恵美子(写真:本誌写真部)



10月13日、ある大御所女性タレントが1カ月ほど前に引退を考えていたことを告白した。引退を示唆した背景には、人知れぬ苦悩があったようだ――。

その大御所女性タレントとは上沼恵美子(70)だ。上沼は13日、ラジオの冠番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)で「全然成功なんかしてないし、中途半端タレントやねんけど、よう頑張ったよ。大阪ローカルでこれだけよく活躍できて、事務所もなくてね、個人でやって」と自画自賛。いっぽうで「もうええんちゃう?」と思うこともあると明かした。

上沼は自分にも人にも厳しいそうで、そのことについて隔週レギュラーを務めるシャンプーハットのてつじ(50)が「『もっと自分で評価したらいいのにな』って思うとこ、多々あります」と擁護した。しかし、上沼は「まったくダメ。
もう自信喪失」と弱気を見せ、「これはもう言わへんかってん。本当に1カ月ぐらい前、ツラかったんで。元気なかったと思いますよ、ラジオも。自信喪失っていうの久しぶりにきたわ」とコメント。さらに「この間は『引退』という2つの文字が(浮かんだ)」と明かすと、その経緯についてこう語った。

「ちょっとバッシング受けてね。『もう、あんなオバハン、やめとけ』みたいなんが、やっぱあるわけ。それはもう慣れてんねんけど、『あんなん言うてるわ。
言わしとけ』って思うけど、あかんときもあんねん。自分に思い当たるから。『あかんかったな、申し訳なかったな』と思うところへそういうコメントをパッと見てしまったら、『ああ、なるほど。こうやってタレントは引退という線を引いていただくんやな』って。1カ月以上前かな」

上沼のことを理解しているマネージャーは引退に反対しなかったそうで「もうやめようと思うんだけど」と打ち明けたところ、「やめたらいいと思います」と返されたという。そのやりとりに対して、スタジオで「早い」とツッコミが入ると、上沼は「ちょっと早かったね」と笑いに変えていた。

1カ月ほど前にバッシングを受け、引退が頭をよぎったという上沼。そのバッシングとは、どういったものだったのか。
ある芸能関係者は、こう語る。

「上沼さんは8月22日放送の『ザ・共通テン!』(フジテレビ系)にゲスト出演した際、三宅健さん(46)から『この仕事をする上で、いちばん大切にしていることって何ですか?』と質問を受けました。『やっぱり、礼儀やな』と即答した上沼さんは、デビューしたばかりのタレントでも大女優でも自分は必ず立って挨拶すると明かしました。

そのため、礼儀がなっていないタレントに対しては『ヘソを曲げる』らしく、そんなタレントには『本番中、自分の番組だったら一切(話を)振らない』と告白。あるとき、挨拶のひどいタレントがいたそうで、マネージャーに『今日、面白いもん見せてあげるわ』といい、本番中はそのタレントに一切話を振らず、目も合わせなかったというエピソードを披露しました。

上沼さんは、礼儀の大切さを説くためにこのエピソードを語ったのでしょう。ですが、上沼さんの言動に対して、一部で《パワハラ》《気持ちは分かるけどやりすぎ》などの声が上がり、ネット上で批判が相次ぎました」

■SMAPの美談を茶化して炎上…浮き彫りになった“世間とのズレ”

今年2月にも上沼は“炎上”している。同月19日、元SMAPの中居正広氏(53)がファンクラブの閉鎖に合わせて動画を公開。
その動画には中居氏のものと思われる右手が空に向かって手を振った後、拳を握り締め、また開くというシーンがあった。すると翌日、元SMAPの木村拓哉(52)が右手を空にかざす写真をInstagramのストーリーズにアップしたため、これは中居氏の動画に反応したものではないかとSMAPファンを中心に大きな話題となった。

ところが上沼は中居氏と木村の絆を感じさせるようなこの出来事に対して、同月23日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)で「木村さん、チョキにしたらよかったね。『中居に勝った~!』って」と身振り手振りを交えながら発言。“美談”を茶化したことが、SMAPファンの逆鱗に触れ非難の声が殺到したのだ。

「上沼さんは今年8月、特別番組『上沼恵美子を沼らせたい』(テレビ大阪)の記者会見で『面白いこと言わないで結構ですから、と言ってくるスタッフがおって、呆れたわ。無難にやってください、とげとげしくてコンプラに触れるようなことはやらないでくださいって』と振り返り、『一回やってみたけど、ちっとも面白くない。だったら引退の方がええと思いました』と言い切っていました。

上沼さんがコンプラを気にせずお喋りするのは、誰かを楽しませようというサービス精神からくるものだそうです。’22年10月の『ほっと関西』(NHK)では、そのサービス精神がなくなったら引退すると話していました。

いっぽうで同年3月、YouTubeチャンネル『RED Chair』のインタビューでは『本音を言えば死ぬまでおしゃべりで勝負がしたいですか?』という問いに『はい。死ぬ5分前まで喋っていたいです』と答えていました。

それほどお喋りが大好きな上沼さんが、引退を考えたというのはよっぽどのこと。いくらコンプラを気にしないといっても、さすがに今年に入って何度も炎上していることが相当こたえているのではないでしょうか。人を楽しませるためにやっているはずの毒舌でバッシングを受けてしまう……。自分の感覚が世間とズレてしまっていることに苦悩していたのかもしませんね」(前出・芸能関係者)

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