《俳優で世界進出の野望》三山凌輝 BE:FIRST脱退で命運かける“ヒグマドラマ”に暗雲
「BE:FIRST」を脱退することを発表した三山凌輝(写真:本誌写真部)
11月9日、三山凌輝(26)が、’21年から在籍していたダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」を脱退することを発表した。結婚を発表していた女優・趣里(35)とのあいだに第1子が誕生してから約1カ月後のことだった。
三山は4月に『週刊文春』で女性YouTuberとのトラブルが報じられ、7月からBE:FIRSTとしての活動を休止していた。三山は脱退の理由について、自身のインスタグラムで《夢を叶えるためには、別々の道を歩むことが最善であると判断しました》と明かしている。
「三山さんはインタビューで《僕、もともとハリウッド作品に出たいという目標があるんです》と語っているなど、ここで言う彼の“夢”とは“俳優としての海外進出”なのだと思われます。しかし《海外進出でいえばグループ、個人のどっちが先行してもいいんです。役者としてハリウッド作品が決まれば、グループにとっても大きいことだし逆もそう》と、当初はグループと俳優の“二足のわらじ”を目指していたようです。
そのため、BE:FIRSTのファンたちからすると、“自分本位だ”と映りかねない側面も少なからずあったのではないでしょうか。
残ったメンバー6人が脱退に関してファンクラブで謝罪動画を挙げたにもかかわらず、三山さんは24時間で投稿が消えるストーリーズで脱退を発表したことにも、“グループのファンを大事にしていない”と批判が集まっているようです」(音楽関係者)
いっぽう、三山は世界進出に向け、着々と準備を続けているようだ。一部報道によると、Netflix作品での俳優復帰が近づいているという。
「北海道の住民がクマに襲われた実際の事件『三毛別ヒグマ事件』を題材にしたNetflixの作品に出演予定だといいます。監督を務めるのは大ヒットを記録した『地面師たち』(‘24年)の大根仁監督(56)で、主演は山田孝之さん(42)。ほかにもリリー・フランキーさん(62)、山本耕史さん(49)などがキャスティングされているようで、三山さんは主人公とともにクマと闘う青年役を演じるといいます。
三山さんがNetflix作品への出演を決めた背景には、やはり“世界を意識していること”があると思います。彼は3歳から小学校2年生までインターナショナルスクールに通っていたこともあり、英語が堪能。また『地面師たち』は30カ国でドラマランキングのトップ10入りを果たしたこともあり、三山さんとしても、大根監督の作品であれば“世界進出”に向けた第一歩になるという考えなのでしょう」(映像関係者)
すでに脚本も出来上がっており、12月から北海道での長期ロケも計画されているようだ。
しかし、全国で相次いでいる“クマ被害”の影響を受け、撮影には暗雲が――。
「10月に鈴木福さん主演の映画『ヒグマ!!』の公開延期が発表されました。制作サイドは『現実の被害を真摯に受け止め、安心してご覧いただける環境での公開を』と説明していますが、現在、クマをめぐる状況に関しては、業界内でコンプライアンス面も含めて非常にセンシティブな問題になっています。
三山さんの作品に関しても、現行のクマ被害が、撮影や公開時期に影響を与えることは大いにありえるでしょう。実際、いまでもクマを駆除した自治体などに対して『殺すな』との抗議も殺到していることもあり、作品の内容によっては“炎上”する事態に発展することも考えられる。そのため今後、制作サイドもより一層慎重になってくるでしょう」(前出・映像関係者)
世界進出に向けて、思わぬ障害が立ちふさがった三山。“夢”を叶えるのはいつになるか――。