《前日まで仕事を…》日テレ菅谷大介アナ 53歳で死去…仕事仲間が明かす「1カ月前の様子」
11月8日に53歳の若さで亡くなった日本テレビ・菅谷大介アナウンサー。’22年8月にすい臓がんを公表していた。
亡くなる前日まで勤務していたという菅谷アナ。勤務を終えて帰宅してから不調を訴えて救急搬送。翌8日に消化管からの出血により亡くなったという。
‘97年に入社し、「全日本プロレス中継」や箱根駅伝などスポーツ実況で活躍しただけでなく、情報番組やバラエティ番組にも多数出演する、マルチな才能に溢れた菅谷アナ。同局のアナ仲間からは、先輩後輩問わず慕われていたようで、水卜麻美アナ(38)や元日テレで現在はフリーの藤井貴彦アナ(53)らが、涙ながらに菅谷アナの訃報を伝えていた。
アナウンサーに限らず、多くの仕事仲間からも愛されていたようだ。
ある日本テレビ関係者は言う。
「先月にも局内で会いましたが、そのときは元気そうな様子でした。ただ、定期的な通院や治療は続けていたそうです。体調には波があったようで、お願いしていた仕事のスケジュールを調整できないこともありました。
ふだんからテレビで見る優しく丁寧な口調で、初めて一緒に仕事するスタッフや新人に対しても態度を変えたりはしませんでした。『一緒に仕事がしやすい』と局内での評判は高く、誰からも慕われていました」
そんな不安定な体調のなかでも、仕事に真摯に向き合い続けていた。日テレ報道局のYouTubeで配信されていた『菅谷大介、がんを知る』という企画は、菅谷アナ自身の発案によるものだった。
「『がんを体験した自分だからこそ聞けることがある』と、堀ちえみさんやブラザー・コーンさんなど同じくがん経験者にインタビューを行ってきました。
重いテーマでしたが、多くの人が心を開いて語っていましたね。菅谷アナの相手を気遣う聞き方や、自身の経験を交えた寄り添うような姿勢があったからこそだと思います。
常に前向きなインタビューを心がけていて、『自分の発信で、がんについて広く知ってもらいたい。そして悲観せず前を向いてほしい』と強い思いを持っていたそうです」(前出・日テレ関係者)