「他のニックネームも…」小泉進次郎防衛相 維新議員から命名された“新あだ名“をやんわり拒否
小泉進次郎(写真:時事通信)
20日、参議院の外交防衛委員会が行われ、小泉進次郎防衛相(44)らが出席。沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国船が侵入している問題について、日本維新の会・松沢成文参院議員(67)と議論を交わした。
松沢氏が、日米の防衛政策をテーマに、尖閣諸島での日米合同訓練実施の可否について質問。小泉氏は日米合同訓練の重要さは認識しながらも、慎重に検討していく姿勢を表明した。
さらに松沢氏は「大臣は現場を見るべきだと思うんですね。尖閣諸島は、中国と領土問題で言い合いになってしまっている。日本の領土ですよ。でも、中国は違うと言って船を出してきている。
やっぱり前線を視察しないと。最高のリーダーは」と現地視察を提言。過去の防衛大臣にも尖閣視察を依頼したが、実現に至っておらず、「海上からでもいい、空からでもいい。状況を見て、射爆撃場も見て、本当にできるのか、現場を見てしっかりと把握して検討するのが、政治家のトップリーダーの役割」と続けた。
しかし、白熱した質疑から一転、委員会で“思わぬ笑い”が起こる場面も。
松沢氏が「小泉大臣、コメ担当で農水大臣をやっていた時は“こめじろう”というあだ名が付きましたね。今度は“しまじろう”になってくださいよ」と突然の“珍ニックネーム”を小泉氏に提案したのだ。さらに「日本の離島では、危ないところがたくさんあるんです。
今まで大臣が来なかったけど、本当に来た、行動力すごいと。“しまじろう”というあだ名が付くぐらいに、尖閣の現場の視察、大臣にお願いしたい」と述べた。
小泉氏はその後苦笑しながら、「もう少し他の選択肢のニックネームも考えていただければという風にも思いますけども」とやんわり“拒否”。その後は真剣な表情で“現場主義が大事”と松沢氏の意見に同意しつつも、「尖閣諸島の視察は、現時点で具体的な予定はありませんが、政府の立場に基づき、適切に判断してまいります」と答えるにとどめた。
この様子をYouTube配信で見ていたユーザーからは《しまじろうw》《しまじろう?》《しまじろう(笑)》と笑いと困惑が入り混じった反応が見られていた。
松沢氏はこの“しまじろう”という呼び名をよほど気に入っているのか、委員会後に自身のXを更新。《進次郎は、米次郎から島次郎になれ!》と前置きしながら委員会の質疑を振り返り、《防衛大臣としても、あの「しまじろう」のような国民的アイドルになれるか?正念場だ!》と“本家”のしまじろうを意識した投稿をしていた。