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『国宝』が歴代一位に『サマーウォーズ』も手掛けた天才脚本家の“仕事ぶり”

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『国宝』が歴代一位に『サマーウォーズ』も手掛けた天才脚本家の“仕事ぶり”

絶賛相次ぐ吉沢亮(写真:本誌写真部)



11月25日、吉沢亮(31)の主演映画『国宝』の国内興行収入が、173億7739万円(24日時点)に達したと東宝により発表された。’03年公開の映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を超えて、歴代興行収入ランキングで実写邦画の1位となった。

映画『国宝』は吉田修一氏による同名小説が原作。脚本は人気脚本家の奥寺佐渡子氏が手掛けた。

「’93年公開の映画『お引越し』で脚本家としてデビューした奥寺さんは、’96年に映画『学校の怪談』で第19回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。‘12年には映画『八月の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞しました。

『時をかける少女』や、『サマーウォーズ』などアニメ映画の脚本も複数手掛けていて、業界内では“天才脚本家”と言われています。

『国宝』で奥寺さんは、文庫上下巻で819ページに及ぶ長編小説をもとに脚本を書きましたが、吉沢さん演じる喜久雄と、横浜流星さん(29)演じる俊介の関係を物語の中心に据えるまでには迷いがあったそうです。


’25年9月に公開された文春オンラインのインタビューでは、《吉田先生が全精力を注ぎこんでお書きになった原作を、『こんなに単純な話にしていいのか……』という葛藤はありました。原作には群像劇としての魅力がありますが、映画では“血”のない喜久雄と御曹司である俊介の関係性、芸事に焦点を当てたことで、スムーズに書き進められました》と話していました」(芸能関係者)

実写映画の興行収入1位に輝いたことが発表された11月25日、小説家の朱野帰子氏が’19年のドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)での奥寺氏の仕事ぶりを自身のXでこう綴っていた。

《「おおかみこどもの雨と雪」や「国宝」の脚本の奥寺佐渡子さん、私原作のドラマの脚本も書いてくださったのだが、原作では届ききらなかった心の底にまで踏みこむオリジナルセリフをたくさん書いてくださってて、一番好きなのは「先輩は何と戦っているんですか?」です》

映画『国宝』が邦画実写歴代一位になるにあたり、奥寺氏の貢献も大きかったことだろうーー。

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