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《常に電話が鳴ってる状態》京都の名門私立高 生徒のバリ島「集団窃盗」で苦情殺到…波紋呼ぶ謝罪前のインスタ、ブログ削除も“事実”と回答

女性自身
《常に電話が鳴ってる状態》京都の名門私立高 生徒のバリ島「集団窃盗」で苦情殺到…波紋呼ぶ謝罪前のインスタ、ブログ削除も“事実”と回答

大谷中学・高等学校ホームページより



《12月4日、本校の研修旅行に参加していた複数の生徒が、訪問先において窃盗行為に及んだことが確認されました。まず、被害に遭われた店舗の皆さま、現地コミュニティーの皆さま、現地の関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます》

12月8日に公式HPで生徒の窃盗行為を謝罪する文書を公表したのは、京都市東山区にある「大谷中学・高等学校」。文書では事件の詳細に関する説明はなかったが、Xでは5日頃から生徒たちによる“万引き動画”が拡散していた。

「拡散された動画は、インドネシア・バリ島にある衣料品店の防犯カメラに収められた映像でした。映像に映った少年たちは店員の目を気にしながら、1人ずつ入れ替わるように、衣類などをカバンの中に入れていました。この映像が記録されたのは、’25年12月3日正午前だと見られています。

現地メディアによれば、ウブド市内の観光地『カジェン通り』にある衣料品店で発生した事件とのこと。店主が在庫を確認していたところ、11点の商品がなくなっていることに気づいたと伝えられています。
インスタグラムに投稿された動画がXで取り上げられたことで、大きく注目を集めてしまいました」(社会部記者)

映像では少年たちが「背番号覚えてないねん」「(服のサイズが)ちっさいで」と関西地方の方言で話していたこともあり、この時期にバリ島旅行をしていた大谷中学・高等学校ではないかとの指摘が相次ぐことに。騒動が拡大するなか、同校が自校の生徒による犯行を認めたかたちだ。

だがそのいっぽうで、同校が謝罪文を発表する直前には“異変”も指摘されていた。

「少年たちの犯行を収めた動画がXで拡散し始めたのは5日頃ですが、6日までに同校のインスタグラムのアカウントが削除されていたのです。今年で創立150周年を迎えた同校は、昨年10月にインスタグラムアカウントを開設。学校生活や季節ごとの行事、クラブ活動などの様子を発信しており、バリ島での研修旅行に関する投稿もありました。

ですが、いつの間にかアカウントごと削除されており、同じタイミングで同校の公式HPに掲載されていた研修旅行のブログも閲覧不可に。削除した理由について、事件を謝罪する文書や『創立150周年記念特設サイト』でも説明がなかったので、一部SNSでは“騒動の火消しでは”と疑いの目が向けられていました」(WEBメディア記者)

■常に苦情の電話が鳴って……同校が明かした「騒動の余波」

こうした同校の動きに、Xでは《何逃げてんだ?》《残念な行動…》《元からアカウント消したり変な逃げとかしなきゃよかったのに》と批判する声が。
だがそのいっぽうで、《逃げたというより事実確認してる間、関係ない人まで晒されてる状態を避けたかっただけかな》《垢消しは他の中高生画像を伏せる意味合いもあるだろうし、一概に逃亡とは言えないネ》と理解を示す声もあった(すべて原文ママ)。

そんな同校だが、実際に謝罪文を8日に発表するまで事件については伏せていたようだ。本誌が9日に京都府内の私立高校を管轄する府の文教課を取材したところ、担当者は「昨日の(学校の)広報を見て把握した次第で、事前に学校側から報告はありませんでした」と明かしていた。

そこで本誌は10日午後、同校に事件を把握・確認した日時や、インスタグラムのアカウントと研修旅行のブログを削除した事実などについて取材した。

まず、同校の担当者によれば、研修旅行が行われたのは「11月30日から12月4日か5日で……正確なところがわからないのですが、おそらく4日までだと思います」とのこと。

同校の謝罪文では《12月4日、本校の研修旅行に参加していた複数の生徒が、訪問先において窃盗行為に及んだことが確認されました》と記されているが、文章の捉え方によっては“4日に生徒が窃盗行為に及んだ”もしくは“4日に生徒の窃盗行為が確認できた”とも解釈することができる。

そのため、担当者に学校側が生徒の窃盗行為を把握・確認した日時を改めて尋ねたところ、「HPに掲載している以外のことは申し上げられないんです」「この文章の通りなんです」との説明にとどまった。

いっぽう、インスタグラムのアカウントや公式HPに掲載されていた研修旅行のブログを削除した事実については、「そうですね」と認めていた。
しかし理由を問うと、「それ以上のことは申し上げられないんです」との回答が。

また、事件が大きく注目されたことで同校には苦情が殺到しているといい、担当者は「非常に沢山のご意見をいただいております」と明かしていた。電話による苦情がほとんどだといい、常に電話が鳴っている状態だという。

同校の公式HPによれば、今年4月1日時点の生徒数は中学・高校合わせて男子1,009人、女子810人の合計1,819人。難関大学への進学実績を誇る名門私立学校でもあることから、一部生徒の窃盗行為によって他の在校生にも影響が及ぶ可能性も考えられる。8日の京都新聞によれば、同校は“不安を抱える生徒は当面の間登校を控えても構わない”と呼びかけたという。

在校生に対するケアについても担当者に尋ねてみたところノーコメントだったが、「ただですね、被害に遭われた方のことを本当に一番に考えておりますので」と心苦しそうに話していた。

前代未聞の生徒による海外での集団窃盗事件。
同校の謝罪文では《学校として生徒指導のあり方を真摯に見直す必要があると認識しております》とし、《確認が出来次第、改めて経過と対応方針をご報告いたします》とも記されていた。事件の全容解明が待たれる――。

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