サンタの正体を追う『まめ日和』第503回
(C)よこみねさやか
まめのなかに「サンタクロースは親説」の萌芽が生まれたのは何年前のことだったか。
何がなんでも隠し通したいわけでもなく、とはいえ妹の気持ちなどもあるため、なんとなくそれらしい設定を考えていました――ママはサンタクロース検定に合格して、世田谷支部の役員(書記)をやってるから年末忙しくて、我が家のクリスマスパーティーの準備がつつがなく進められなくてごめんね、だけど私がこのカードで買ったものは「サンタクロースからのプレゼント」とみなされるから一緒にプレゼント買いに行こう……。
「親こそがサンタクロース」的な方向性でサンタクロースの存在の信憑性を高めてきた。もうバレてるようなものだけど、とはいえサンタクロースがいないというこれという証拠があるわけではない。
今年の彼はその「証拠」をみつけるためにあれやこれや策を練っていて、その追いかけっこもまた楽しくもあります。