インフルの後遺症で1週間後に“脳梗塞”寸前…40代記者が緊急搬送されたリアル恐怖体験記
ふらつきやめまい、呂律が回らない、手足に力が入らない、視野が欠けるなどの症状が出たら、すぐに救急車を呼ぼう(写真:Luce/PIXTA)
11月下旬、娘の保護者会の最中に、ひどい息苦しさとともに、舌がのどに落ちるような感覚に……。呂律も回らなくなり、急いで近隣のクリニックに行ったら、頭ははっきりしているのに、口が回らず話せない状態にまで症状が悪化。脳梗塞の疑いで、大病院に緊急搬送された。
これは40代の本誌記者がインフルエンザと診断されてから1週間後、すでに熱も下がっていたタイミングで経験したことだ。結局、MRIでは異常が見当たらず、後日「一過性脳虚血発作」ではないかと診断された。前出の伊藤医師はこう語る。
「一過性脳虚血発作は、本格的な脳梗塞の前触れ、あるいは脳梗塞になりかけの状態と考えられています。たとえば、脳へ行く血管が一時的に詰まりかけたものの、完全には閉塞しなかった場合などがこれに該当します」
■インフルの影響で血栓ができやすく
実はインフルエンザ発症後に、一過性脳虚血発作、さらには脳梗塞を発症することがあるという。
「インフルエンザのような重い急性感染症が血管に炎症を起こし、血栓をできやすくすることで、脳梗塞や心筋梗塞といった虚血性の疾患のリスクを一時的に高めることは、多くの研究で知られています。特に感染後、数日から数週間は炎症反応が強く、さらに脱水も加わると血液の粘度が高まることで、リスクが上昇するのです」(前出・伊藤医師)
実際、本誌記者は熱が下がったのちも、今までにない体のだるさを実感していた。また、1杯のコーヒーを片手に何時間も原稿を書くような日も多く、日ごろの水分補給も足りていなかったようだ。インフルエンザで一過性脳虚血発作や脳梗塞を発症しないためにどうすればいいのか。
「まず、大事なのは脱水を防ぐことです。しかし、炎症が強いと、血液中の水分が血管の外に漏れやすくなります。血管内の水分が逃げてしまうようなイメージです。発症直後は解熱剤や抗ウイルス剤などを服用し、ウイルスの増殖と炎症反応を早めにコントロールすることが大切です」
そのうえで、熱が引いたあとも安静を心がけよう。
「インフルエンザが治ったように見えても、実は血管の中で血栓ができかけている、という状態が残っていることもあります。解熱して数日で終わり、ではなく、数週間程度は規則正しい生活を心がけてください。水分と食事をしっかり取り、適度な運動をして、入浴し、十分な睡眠と休養をとることが大切です」
一過性脳虚血発作と診断後、約15%の人が3カ月以内に脳梗塞を発症するというデータもあり、本誌記者もまだまだ安心できない。
現在は仕事をセーブし、水分補給のために大きめの水筒を持ち歩くようにしている。インフルエンザには、このような恐ろしい“後遺症”があることを念頭に、治ったあとも体のケアを心がけよう。また、本誌記者のように、体の異常が出た場合、すぐに病院を受診してほしい。
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