2026年最新「価格高騰予測食品リスト」13選《トマトは2.5倍に…唯一“下落予想”の食品も》
今までの感覚で買い物をしていたら会計の額に驚かせることも(写真:beauty-box/PIXTA)
以前と同じ感覚で、食品を買い物かごに入れていたら、値段にびっくりしたことはない?家計を苦しめる物価高は今年も続く。一方、値上がりしない食品も……。専門家とともに予想した。
「卵の価格高騰が止まらない状況です。2023年に“エッグショック”といわれた状況を上回りそうな勢いです」
こう話すのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんだ。1月13日、日本経済新聞が「卵が最高値」という記事を掲載した。記事によると、昨年12月のノーブランド品の卵(10個入り)の平均価格は、前年同月比24%高の212円になったという。さらに、埼玉県川口市のスーパーで、大手メーカーの卵が330円で売られていた事例も紹介された。
「今年も、卵以外にも多くの食品の値段が上がりそうです。アメリカのイラン空爆やベネズエラ攻撃の影響で原油価格が高騰し、燃料費や飼料代などが全般的に上がる可能性が高い。また高市政権が続けば、円安がより進むことが予想されます。こうした影響が食品価格を高騰させます」(柏木さん、以下同)
加えて、昨年10月から、農林水産省が食料システム法に基づき「計画認定制度」の運用を本格化させた影響も無視できないという。
「生産者が安定的・長期的に食品供給するために、適正価格を目指すことになります。スーパーなども応じざるをえず、小売価格は高値が続くことが予想されます」
価格はどれくらい高騰していくのか。具体的な品目を見ていこう。すでに、高騰している卵だが、今後、さらに価格が上がっていくという。
たとえば、JA全農たまごの「国産鶏卵ミックスたまご」(10個入り)の現在価格は258円(税込み、本誌調べ、以下同)。
「前述の要因を加味すれば、今年の12月には、さらに23%ほど価格が上がって、318円程度になる可能性があります」
もちろん、マヨネーズやケーキなど、卵を原材料とする食品の価格も上昇する可能性が高い。
■“令和の米騒動”はやや落ち着く見込み
さらに、近年価格が高騰している野菜だが……。
「トマトは農水省が発表した今年1月の卸値見通しでは『平年より10%超高値』と予測されています」
2025年には、年頭に1キロあたり500円程度だった価格が、10月には1000円を超えた。
「近年のように猛暑になると価格は夏から秋にかけて高騰します。現在の卸売価格は1キロあたり400円程度(全国平均相場)ですが、これが夏以降に1000円以上に上がる可能性があります」
輸送費や店舗のコストなどが加算されるので、店頭価格はより高くなる。現在、1パック(2個入り)400円で販売されているトマトの場合、8月以降には1パック1000円、1個あたり500円程度まで高騰する可能性がある計算だ。
「ピーマンは現在1キロあたり、約700円です。
例年の上昇傾向を考えると、今年10月ごろには約200円高い約900円程度になりそう」
小売価格で考えると、現在1パック190円程度のピーマンが、10月には243円に上がりそうだ。また、用途の多いキャベツは、
「天候に恵まれ、安値が続いているキャベツですが、ゴールデンウイークごろには現在の3倍ほどの価格になる可能性があります」
多くの人を苦しめる米価の高騰。
「『令和の米騒動』ともいわれたお米の価格の高騰ですが、令和7年産米の在庫が増加しています。今年は、高価での買い控えや中国人観光客の減少、輸入米の登場などで下落する可能性があります」
農水省のデータによれば、銘柄米、ブレンド米の平均価格は5キロで4416円だが、柏木さんの予測だと「6月以降に4000円を切り、3900円ほどまで下がる可能性がある」という。
■“賢い買い方”で物価高に対抗しよう
パン、パスタなど小麦製品は?
「輸入小麦の価格はウクライナ戦争の影響を受けた時期が最も高く、その後、下落しました。今後も上がる懸念はありますが、いまのところ『安定』と見ていいでしょう」
牛乳は、夏場にかけて少し値上がりしそうだ。
「現在の小売価格は235円で、前年比で10円値上がりしました。昨年は夏場に値上げがありましたが、8月以降は255円あたりまで上がる可能性があります」
牛乳が原材料のバターの価格も同程度の値上がりが予想される。
最後に肉類だが、長らく価格は微増傾向だった。
「今後も牛肉が10%程度、豚肉は1キロあたり10円程度、年末にかけて値上げされる可能性が」
鶏肉(もも肉)は昨年まで価格上昇していたが、2025年7月に155円(100グラム)をつけて以後は、この価格帯で横ばい状態だ。「鳥インフルエンザなどの突発的な要因がなければ、今後も大きな値上げはなさそうです」
今年も、多くの食品が“爆騰”し、生活を圧迫しそう。値上げに負けない“賢い買い方”のコツを柏木さんが伝授してくれた。
「まず、ふだんからスーパーマーケットは2~3カ所に足を運ぶ習慣をつけましょう。『何がどこで安いのか』という感覚がつかめます。また、卵はドラッグストアのほうが安い場合もありますので、食材購入の選択肢に入れましょう」
さらに個人営業の「小さな八百屋さん」は、価格を店主が自由に決められるため、
「意外な安い品物があることも。店主と親しくなれば、翌日のセール時間の情報も聞けたりします」
賢い買い方で、物価爆騰時代を乗り切ろう!