「執行部大丈夫?」衆院選・和歌山1区の維新候補に“傷害事件”の過去が再燃…党の擁立判断に疑問の声
(写真:時事通信)
1月27日にいよいよ公示される衆院選(2月8日投開票)。日本維新の会は1月19日、次期衆院選(2月8日投開票)の和歌山1区に、元同県議の新人・浦平美博氏(54)を擁立することを発表しており、自民党の現職・山本大地氏(34)と与党同士で議席を争う構図だ。
同区では浦平氏、山本氏に加え、公明党・立憲民主党が結成した新党「中道改革連合」の新人・要友紀子氏(49)、参政党の新人・林元政子氏(51)が立候補。そのほか、維新を離党し現在は国民民主党に籍を置く現職・林佑美氏(44)、共産党の新人・前久氏(69)が立候補する。
昨年の参院選では得票数5位(約5万3000票)という結果で敗れていた浦平氏。19日に自身のYouTubeチャンネルで公開した動画では、和歌山県内の’25年中の倒産件数が100件を超えたことに触れ、「社会保障政策の改革に日本維新の会の一員として本気で汗を流したい」とコメント。
同日の会見では、維新が自民との連立に際して合意に至った社会保障、憲法改正、外国人政策などの「12本の矢」について、有権者の是非を問いたいと話していた。
衆院選の勝敗ラインは、「与党過半数」(高市首相)だ。
議席獲得に向けて動き出した浦平氏だが、SNSでは現在、浦平氏が過去に起こした“事件”が取り沙汰されている。
「事件は浦平氏が和歌山の県立高校の教諭を務めていた’03年に発生。当時、浦平氏は剣道部の顧問も務めていたのですが、複数の部員が指示を守らなかったとして、竹刀とバットで数十回殴打。部員の一人は病院で『臀部筋挫滅症候群・皮膚壊死』との診断を受け、2カ月の入院を余儀なくされたといいます。浦平氏は傷害罪で起訴され、’04年に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けています」(地元紙記者)
この事件は浦平氏が昨年の参院選に立候補した際にも取り沙汰された。浦平氏は昨年5月にYouTubeチャンネルで公開した動画で「傷害罪で刑を受けたのは事実。市議会議員1回目の選挙、2回目も県議選の時も、これを有権者の皆様にお伝えした上で、議員活動をさせてもらってきた」としつつ、「だからと言って、これは消える話じゃない」「僕がすべて悪いと思って生きてきて、これからもそう生きていく」とコメント。昨年7月の『FRIDAY』の取材では、事件について《短絡的かつ軽率な行動であり、深く反省しています》と回答しつつ、《全ての弁済等は民事、刑事裁判を通じて解決済み》と主張していた。
なお、浦平氏は19日の会見で、事件以降、剣道から離れる期間が10年以上あったと明かし、事件を起こしたことについて「思いやりが持てなかった。絶対に忘れない」と説明。ただ、Xでは、浦平氏、そして擁立を決めた党の判断をめぐって、以下のような疑問の声が起こっている。
《更生は否定せん。でも「更生した人が政治家になる権利」と「政党が公認する責任」は別や。未成年に重傷を負わせた暴力犯罪の前科がある人物が「時は戻せない」「ごめんなさい」で済ませ、それを公認する政党。問われてるのは、政党の倫理やろ》
《わざわざこんな酷いことして、政治家にならなくてもいい。罪を償っているのだから社会復帰して頂くのは何も問題ないですが、政治家として信頼性が担保できない》
《維新は本当にこんな人を公認出したのですか?執行部大丈夫ですか?》
このような批判をいま、浦平氏はどのように受け止めているのだろうか。
本誌は21日、日本維新の会の担当者に取材を申し込んだが、26日時点で回答は得られていない。