「失望しました」小野田紀美氏 現実的な“外国人政策”訴えも一部の保守層から激しい反発…“移民受け入れ”のデマ投稿も拡散する事態に
小野田紀美経済安保大臣(写真:時事通信)
小野田紀美経済安保担当相(43)が昨今大きな話題となっている“外国人の受け入れ”について自身の見解を公表したのだが、一部から反発を受けている。
1月23日に小野田氏はXで、内閣府のXアカウントが《小野田大臣は、第2回「外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議」に出席しました》と報告した投稿を引用する形で、同日に決定した外国人の受け入れに関する「総合的対応策」を公表し、課題解決のための道筋が見えてきたと報告した。
続けて、外国人問題を議論する際にあげられることが多い“外国人の不起訴”に対する憤りへの理解は示しつつも《実際は外国人だから不起訴になっているわけではなく、外国人より日本人の不起訴率の方が高い現実もあります》と、一部で流布する説を否定。《日本人外国人問わず罪を犯した人間をきちんと起訴していく事が必要で、それは外国人問題とは別に進めなばならぬ政策》と訴えた。
さらに、外国人の労働力や留学生受け入れについて、《個人的意見》と前置きした上で、《残念ながら、すでに外国人労働者等なしでは回らなくなってしまっている現場が多くある事は事実です》などと説明。《今すぐ全ての外国人の受け入れを一旦停止しろという声にそのまま従えば、即座に介護も建設も製造も農林水産業等々も崩壊して、社会が立ち行かなくなることは目に見えています》といい、《高齢化と人口減少による人手不足は現実として向き合わねばならない》などと指摘した。
その上で、《じゃあなし崩しに受け入れ続けることを良しとするのかと言われれば、私の答えは否です。現状、外国人労働者無しでは回らない現場が多数あるというその事実を固定化することなく、いかに打開していくのかは、あらゆる手を尽くすべきだと考えています》と見解を示し、《中長期を見据える事なく根本的な対策から目を背けていたら、大切な地域も大切な仕事も気づいた時には無くなってしまうのではないかという危機感を共有して、打開策を共に模索して頂きたいと思っています》と綴った。
また最後には、《言うまでもなく、日本語を母国語とし、日本の歴史を持ち、日本の文化を持つ国は、世界でここにしかありません。日本が日本でなくなってしまったら、私たちに帰る場所はなくなってしまいます。だから、我が国が日本として我が国らしさを守り続ける事は絶対に譲れない一線です》と自身の“矜持”も示していた。
「小野田氏は投稿の中で、外国人の不起訴率などのデータも示しつつ、外国人政策についての極めて現実的な政府方針や考え方を説明しました。
しかし、小野田氏は”保守のマドンナ”として人気を博し、これまで大臣就任後に『ルールを守らない外国人には厳格に対応する』などと発言してきただけに外国人の受け入れに厳しい対応を期待していた保守層からの批判が相次ぐことに。今回の投稿は移民について現実的な抑制された内容でしたが、その反動もあって一部から過激な批判の声が寄せられてしまっています」(全国紙政治部記者)
Xでは小野田氏の一連の投稿直後から批判が殺到した。
《これが高市政権の外国人政策の限界。なにが「ゼロベースで見直す」だよ。
ゼロベースで見直した結果がこれならもう終わり。自民党は終わり》
《小野田議員でコレですか・・・。自民は顔が変わっても中身は「自民」のまま、って事に、今の自民党に期待をしてた国民も気づいた様ですね》
《この人って右派を気取るけれども 、実際は相当に左。 海外の保守政治家と比べても、 極端に左寄り》
《高市氏が総裁選で主張した移民ゼロベースとは世界トップクラスに移民を受け入れる事だったんですね私は失望しました》
中には、小野田氏が経団連の要求に応えるために外国人移民を大量に受け入れて「外国人政策は日本の経済の礎にする」などと発言したという、ありもしない発言を捏造し、全く無関係のパーティーの写真を投稿するなどのデマも拡散。
小野田氏は《こんな発言を私は一切していません》などと否定し、《悪意あるデマや切り抜き》を《すぐ信じないで下さい…》とデマの拡散を止めるよう訴えている。