「モテたいという思い、でしょうか(笑)」中村倫也 青春時代に熱中したことは?
(撮影:加治屋誠)
「最近、汗と努力と友情を真正面から描く青春ドラマが少なくなったな、と感じていて。企画書を読んだとき、懐かしくて“これこれ”って思ったんです。地上波ドラマには、もっといろんなジャンルがあっていい。だから今、あえてド直球を投げたいと思いました」
金曜ドラマ『DREAM STAGE』(TBS系)への出演を決めた理由を、中村倫也(39)はそう語る。
本作は、K-POP業界に挑む若者たちの奮闘と、夢を一度手放した大人たちの再起を描く王道の青春群像劇だ。日本と韓国を股にかけ、多国籍のキャストが集う現場は、これまでの地上波ドラマとは一線を画す。
「国際的な交流って、やっぱり刺激的なんですよね。そのうえで一緒にものづくりをするのは、人生レベルで残る大きな出会いになっている感触があります。
異国の言語で仕事をするなんて、本当にすごい。自分は、たった一言の韓国語のセリフでも『大丈夫かなあ』って、ずっと練習しているのに」
中村が演じるのは、かつて夢を追いながらも挫折を経験したプロデューサー・吾妻。若者たちを導く立場でありながら、自身もまた過去を抱え続ける人物だ。その役に重なるように、自身も挫折と真摯に向き合ってきた。
「社会に出て、自分の弱さと向き合えるかって、すごく重要なポイントだと思っていて。才能や能力以前に、人としての伸び代を決めるのは、挫折への向き合い方なのかもしれない。徹底的に自分と社会を見つめ続けたことが、今の自分の糧になっていると感じます」
では、夢を追ううえで最も大切なものとは?
「目標を細かく定めること、決めたことをやり切ること、そして、どうすれば人に助けてもらえるか考えることです。大きなゴールを思い描くだけじゃ、辿り着けない。
準備して、失敗して、次どうするか考えて、また進む。その繰り返しですよね」
青春時代に熱中したことを振り返ってもらうと、少し照れたように笑った。
「高1まではサッカー、それ以降は芝居。共通していたのは、モテたいという思い、でしょうか(笑)」
だが今、自身を突き動かすエネルギーは、別のところにあるという。
「自分がどんなとき笑うかっていうと、人が笑顔のときだったりするんですよね。頑張れるのも、人が頑張っているとき。好奇心が勝るときは自然に動けるけど、そうじゃないときは、人を見るようにしてます」
【INFORMATION】
金曜ドラマ『DREAM STAGE』
TBS系にて毎週金曜22時から放送中。問題を起こし、K-POP業界を追放された元音楽プロデューサー・吾妻潤(中村倫也)は、弱小芸能事務所を経営している元恋人のナム・ハユン(ハ・ヨンス)と再会。
借金返済をかけ、選抜に漏れた若者たちのデビューに挑む。
ヘアメーク:松田陵(Y’s C)
スタイリング:戸倉祥二
衣装協力:シャツ、パンツ、ジャケット(全てCULLNI/Sian PR)