「失望の始まり」保守系ジャーナリスト 竹島巡る高市首相の「閣僚派遣見送り」を批判…総裁選での“堂々”発言に「言葉は重い」
(写真:時事通信)
「竹島の日、(記念式典に)堂々と大臣が出て行ったらいいじゃないですか。顔色を伺う必要はない」
昨年9月27日、自民党総裁選直前に配信された党のネット番組で、「竹島の日」(2月22日)についてこう言及したのは、高市早苗首相(64)。ところが、当日まで一週間を切った2月16日、高市氏が式典への閣僚派遣を見送る方針であることが報じられた。
「2月22日の竹島の日は、’05年に島根県が制定。同日には島根県などによって松江市で記念式典が開かれるのですが、政府が閣僚を派遣した例は過去に一度もなく、内閣府政務官を派遣するにとどめてきました。総裁選では強気だった高市総理ですが、就任後は一転して融和的な路線を取っており、今年1月にも韓国の李在明大統領(62)との“ドラムセッション”で友好ぶりをアピールしたばかり。ただ、閣僚派遣の見送りについて、日本の一部の保守層からは強い反発もあります」(政治ジャーナリスト)
そんな高市氏の判断に否定的な保守論壇の一人が、ジャーナリストの門田隆将氏(67)だ。門田氏は16日にXを更新し、閣僚派遣が見送られる見通しだと報じた時事通信の記事を引用し、こう綴った。
《高市首相は昨秋の総裁選で「竹島の日には堂々と大臣が出ていったらいい。(韓国の)顔色をうかがう必要はない」と訴えていたが撤回のようだ。失望の始まり》
さらに、高市氏の判断には正当性もあると主張する他のユーザーの投稿を引用するかたちで、《首脳同士で互いに打ち合わせもしたのだろう。ならば“私は式典に大臣を派遣しますが、日韓友好は揺るぎませんので”と予め説明し、派遣した方がよかったですね。総裁選での言葉は重いですから》とも指摘した。
SNSでは高市氏を支持するような投稿を数多く発信しているほか、昨年には高市氏と共に講演会を開催した間柄でもある門田氏。今年1月に出版した著書『日本を甦らせる「高市早苗」の敵』でも《「巨悪」中国・オールドメディア・媚中議員・財務省と戦う“最後の政治家”高市早苗》と猛プッシュするなど、高市氏と距離の近いジャーナリストとして知られていた。
それだけに、高市氏の判断を否定するような先述の投稿には驚くユーザーも多かったのだが、いっぽうの門田氏は続く投稿で、衆院選で自民党に投票した有権者のうち26パーセントが「具体的な公約」を理由に挙げていたというNHK世論調査の結果に触れ、《NHK調査で投票先を決める時の“決め手”は「具体的な公約」が最多。野党やマスコミは盛んに“高市政権は雰囲気で勝った”と言っているが、これを全否定》と綴ると、以下のように高市氏を評価している。《選挙中、高市首相は他党の批判もせず、ひたすら政策を語り続けた》