「橋下さんに絡んで味を占めて…」れいわ元副代表 大石あきこ氏の国民・玉木代表への“噛みつき”に警告…「お金大好き」とも揶揄され大石氏は猛反発
れいわ新選組・大石あきこ共同代表(写真:時事通信)
れいわ新選組の新体制が2月16日に発足し、先の衆院選(大阪5区)で敗れた大石あきこ共同代表(48)は留任することとなった。選挙期間中はテレビの討論番組を中心に、高市早苗首相(64)を厳しく追及した大石氏だったが、今度はXで国民民主党・玉木雄一郎代表(56)に仕掛けた“バトル”が注目を集めている。
玉木氏は15日に更新したXで、高市政権の大きなテーマの一つが憲法改正になるとの見立てを示した上で、自身が憲法審査会に復帰する方向で調整していると公表。’21年に「国会機能維持条項」(緊急事態条項)の条文を作成し、与野党で合意に至った経緯があるとも説明し、《憲法審査会における与野党の合意形成の取り組みと成果を最大限尊重した改正論議を進めて行くことが重要であり現実的です》との持論を綴った。
緊急事態条項をめぐっては、政府に権限が集中する恐れがあるとし、一部野党から強い反発を受けてきた。れいわ新選組も反対派の一角だが、大石氏は玉木氏の投稿を引用し、こんな懸念を示した。
《来たよ。衆議院憲法審査会に玉木氏が復帰するんだって。
憲法を変えて 緊急事態条項を創設し、内閣が独裁して戦争をできる道に、日本がまた進むよ。批判の無い 静ひつな国会の中で。でも、それでもみんなで止めようね》
すると、玉木氏は《大石さん、もうこういう決めつけの議論やめませんか》と応戦し、《我が党案は、「内閣が独裁する」とは逆で、大規模災害時などの緊急事態においても国会機能の維持を図るものです》と大石氏の認識を誤りだと指摘。《条文を読まずに批判されるのは生産的ではないので》とし、建設的な議論を求めた。
いっぽう、大石氏は《玉木さん、これは「決めつけの議論」ではありません。2025年憲法審査会に毎週出席し議論した結果として、確信を持って警鐘を鳴らしているのです》と自身の認識の正当性を主張。衆院解散時、参院の緊急集会(憲法54条)の会期を70日とする解釈に触れ、《参議院緊急集会70日限定説を取り下げてもなお、立法事実のない緊急事態条項を進める。その意図こそ「建設的」ではなく破壊的。
許すわけにはいかない》と訴えた。
その後もやり取りが続き、玉木氏は《参議院の緊急集会については、その条文の規定ぶりからも、あくまで「一時的」「限定的」「暫定的」であると考えます。そもそも条文上は「解散時のみ」で「任期満了時」は解釈でしか読み取れません》と主張。緊急事態条項創設の根拠について、緊急集会の権限を解釈で拡大することは立憲主義に反するとした上で、《当初予算の決議や条約の処理まで緊急集会で可能とするなら、やはり憲法改正が必要であるとの立場です》と訴えた。
議員バッジを失った今も、勢いを落とすことなく他党に対して“吠える”大石氏だったが、ここで大石氏に対する注意喚起を行った人物が――。
それは、れいわ新選組の元副代表で、衆院選では中道改革連合から立候補していた多賀谷亮前衆院議員(57)だ。多賀谷氏は17日、Xで大石氏に対してこう呼びかけた。
《大石さん…橋下徹さんに絡んで名声をあげた事に味を占めて、玉木さんに絡み名声をあげようとするのはおやめになられては?》
元大阪府職員の大石氏といえば、’08年に橋下徹氏(56)が府知事を務めていた頃、朝礼の場で橋下氏に食ってかかり、その様子は各メディアでも大きく取り上げられていた。
当時のやり取りを再び持ち出した多賀谷氏だったが、続けて、新たにれいわ新選組の共同代表に就任した奥田芙美代参院議員(48)についても、こんな批判を展開した。
《貴方や奧田さんには党から100万以上の歳費が流れ込み、他の議員には半分程度か以下。党の規定や規約に則らず全て密室で決めて気分次第で差配。不公平不透明極まり無い党運営でした。とにかくお金大好き(献金命)な印象しかありません。政治は金儲けではありません。支援者を騙すのはやめて下さい》
これを受けてか、大石氏は17日に《私は無給でやりますよ。事実でないことを言い連ねるのはいいかげんにしてほしい》とコメント。
なお、奥田氏も多賀谷氏の投稿を引用した上で、以下のように真っ向から反論している。
《奥田の名前が出ている箇所の件ですが、事実無根のデマを垂れ流しされるのはお辞めください。今後これ以上こちらからご連絡することはございませんが、何卒お身体にはお気をつけて。どこの子どもも守られる政治に変えて参りましょう》
衆院選では公示前の8議席から1議席に激減し、党の“顔”でもある大石氏をも失ったれいわ新選組。あいかわらずのスタイルを貫く大石氏だが、批判を跳ね返し、党として復活を遂げることは出来るのか。