「NHKのセンスにびっくり」中道・泉健太氏 国会質疑でカタログギフト問題“だけ”取り上げた報道に怒り、「国会でやらなくていい話」とバッサリ
中道改革連合の泉健太衆院議員(写真:時事通信)
「スキャンダルの追及よりも、証拠と論理に基づく説得力のある議論を展開したい」
2月13日に行われた中道改革連合代表選に際し、こうアピールしていたのは階猛幹事長(59)。代表選では小川淳也氏(54)が新代表に選出されたが、はたして新体制が発足した今、同党は“脱スキャンダル追及”に路線変更できたのか――。
27日の衆院予算委員会で、小川氏は「鬼の首を取ったように目くじらを立てるつもりはない」と断りつつ、高市早苗首相(64)が衆院当選議員に配布した「カタログギフト」をめぐる問題に言及した。
ただ、その場面は約40分の質疑時間を通して4分ほどで、「庶民感覚からはかけ離れた行為」などと指摘するにとどめた。質疑の大半は「国民会議」「予算審議」といった喫緊の重要課題にさかれ、食料品の消費税減税に関しては、確実な実施を強く求め、高市氏も「責任を持ってやっていく」と前向きに答弁していた。
全体として“スキャンダル追及”型の質疑とは一線を画していたようにも見えたが、中道・泉健太衆院議員(51)も同日に行ったYouTubeの生配信で、小川氏の質疑は「完全政策中心」と評価した上で、「だいぶ変わってきたんじゃないかな」と自信を込めた。
いっぽう、泉氏には納得できないこともあったという。というのも、同日午後7時に放送されたNHKのニュスでは、小川氏の質疑のうち、カタログギフト問題に言及した場面だけが取り上げられていたからだ。
泉氏は、この場面について「顎が外れたね」「取り上げられたのはカタログの1分か2分だけ。もう、ビックリするわ。NHKのセンスに…防衛とか予算全体のことも言ってたんだけど」と不満をぶちまけ、「そんなに国会で扱ってほしいのかね、NHKは」と放送内容に疑義を呈した。
なお、高市氏のカタログギフト問題をめぐって、毎日新聞が24日に《「政治とカネ」問題への国民の不信感が根強い中、野党などが批判するのは必至》と報じた際、泉氏はXで記事を引用し、《アホいうたらあかんよ。報道は「批判は必至。予算審議に影響を与える可能性」いつもこうやって野党を疑惑追及に向かわせてきた。でも乗る必要はない。中道は、国会で政策質疑を優先する》と強く反発した経緯がある。
今回の配信でも、「国会日程に影響とかね、勝手に審議を遅らせんなよこの野郎って話。毎日さんだけじゃない。他のメディアさんもそう」と発言。各メディアの報道指針は自由だとしつつ「ただ、国会審議を強いるなという感じ」と述べ、カタログギフト問題に関するスタンスを以下のように語った。
「XだろうがYouTubeだろうが、皆さんがカタログギフト問題を語ってもらうのは大いに結構。その中で真実も見えてくるわけじゃない。あるいは社会常識と照らし合わせて、今回の行為が常識的だったかどうか、というのも世の中で出てくるわけだから。別に国会でやらなくていい話であって、ほかにもやれる手段というのはいっぱいある」
続けて、スキャンダル追及について「国民生活のための議論をする場という意味では、もっと大きい本当に聞かなければいけない疑惑とか看過できないもの、違法性が明らかとか、そういうものまで全くやるなとは言わない」と臨機応変に対応すべきだと主張。
その上で、今回のカタログギフト問題が「明確に違法」とは言えない以上、「国会で扱うことには限度があると思う」と持論を語った。