愛あるセレクトをしたいママのみかた

“賢いパートタイム勤務の裏技”よくある質問5選《家計のプロが徹底解説》

女性自身
“賢いパートタイム勤務の裏技”よくある質問5選《家計のプロが徹底解説》

損をしない働き方を選ぶようにしたい



2025年は、パートやアルバイトで働く妻たちにとって大転換期となった。

「夫の扶養の範囲内で働いていた妻たちの所得税の非課税枠が103万円から160万円に引き上げられました。わたしのところにも、『これからどのような働き方をしたらいいのか?』といった相談がよく来るようになりました。老後資金など、将来のライフプランの計画を立て、夫婦で働き方を考えることをおすすめしています」

そう語るのはファイナンシャルプランナーの高山一恵さん。さらに今年は2026年度税制改正により所得税が発生する「年収の壁」を、160万円から178万円まで引き上げる法案が今国会で審議されている。(2026年、2027年の2年間限定の特例措置)。

「年収の壁」には3種類あるので、それぞれ知っておいたほうがいいと言うのは、ファイナンシャルプランナーで資産運用のプロの塚越菜々子さんだ。

「『壁』は所得税や住民税といった税金に関する壁だけでなく、年金や健康保険の加入が義務付けられる社会保険の壁、夫が受け取る給与の所得から差し引かれる配偶者控除・配偶者特別控除の壁と、主に3つがあります。


社会保険に加入すれば、一時的に手取りは減るものの、将来の年金が増え老後の備えが手厚くなります。また、病気で働くことができなくなったら傷病手当金がもらえるなど、長期的な安心を得られます。

ただ、50代になって長時間働くのは体力的にキツイという人もいますし、家にいる時間を大切にしたいという人もいます。それぞれのご家庭の事情に見合った働き方を選ぶといいでしょう」(塚越さん)

夫が自営業の場合は?うっかり、年収の壁を越えてしまったら?「壁」を考慮した際に気になる働き方の疑問を、Q&A形式で高山さん、塚越さんに解説してもらった。

【Q1】時給が上がり、年収130万円を少し超えてしまいました。

「年収の壁・支援強化パッケージ」が利用できます。一時的に残業などで、収入が増えた場合、事業主に証明書を書いてもらうことで、連続2年までは扶養にとどまれます。ただし、契約自体が最初から「130万円超」である場合は対象外となるため、注意が必要です。
(高山さん)
【Q2】「年収の壁」に交通費は含まれますか?

106万円の判定には含まれませんが、130万円の判定には交通費や残業代、ボーナスも合算されます。特に遠方通勤で交通費が高額な方は、それだけで130万円の枠を圧迫してしまうため、総支給額でのこまめなチェックが欠かせません。(塚越さん)

【Q3】夫が自営業者の場合も「壁」はありますか?

自営業者が加入する国民健康保険には、会社員のような「扶養」の仕組みがありません。妻も自身で保険料を納める必要があるため、収入が増えても「壁」によって損をすることはありません。上限を気にせず、働いた分だけ手元にお金が残ります。(塚越さん)

【Q4】130万円の「壁」をナイショにしていてもいいですか?

収入などを確認する「扶養の再認定」は原則1年ごとに行われるので必ず正しく申請してください。後から扶養を外れていたことがわかった場合、さかのぼって扶養を外されることがあります。(塚越さん)

【Q5】どの「壁」で働くのが正解ですか?

各家庭のライフプランによります。
家計や資産の状況も考慮しつつ、夫婦でどのように働くのが自分の家庭にとっていちばんよいのか話し合うようにしましょう。(高山さん)

損をしない働き方を選ぶようにしたい。

提供元の記事

提供:

女性自身

この記事のキーワード