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「明らかな人災」辺野古転覆事故 転覆した船は事業登録なし、亡くなった女子生徒の救助は事故発生から70分後…明るみになった“新事実”に広がる衝撃と怒り

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「明らかな人災」辺野古転覆事故 転覆した船は事業登録なし、亡くなった女子生徒の救助は事故発生から70分後…明るみになった“新事実”に広がる衝撃と怒り

3月17日に記者会見を開いた同志社国際高・西田校長(写真:時事通信)



「(亡くなった船長から)『船に乗って沖の方から現場を見ることもできるよ』という風なお話をいただきまして、本校で検討し、海上からの辺野古基地の見学という風なものを研修旅行のなかに取り入れることになりました」

3月17日の記者会見で、こう語ったのは同志社国際高校(京都)の西田喜久夫校長。前日16日に沖縄名護市の辺野古沖合で小型船2隻が転覆し、平和学習に参加していた同校の女子生徒(17)と男性船長(71)の2人が亡くなる事故が発生した。事故発生から3日が経ち、明るみになった数々の“新事実”に衝撃が広がっている。

各メディアによれば、「船が転覆した」と通報があったのは16日午前10時10分頃。先に「不屈」(定員10人)が転覆し、その救助に向かった「平和丸」(定員13人)も約2分後に転覆したという。この2隻には乗組員3人のほか、平和学習に参加していた同校の生徒18人が分かれて乗船していた。転覆によって21人全員が海に投げ出され、2人が亡くなったほか、生徒ら14人が指の骨折や擦過傷、打撲などのケガを負ったという。

「事故が起きたのは、サンゴ礁周辺の波が高くなりやすい場所でした。
出航当時、現場海域には波浪注意報が発表されており、事故後には風速4メートルを観測。学校側は船長が天候や波の状態をどのように判断したかは不明としつつ、最終的には教員と話し合った上で船長の判断に委ねたと説明しています」(全国紙社会部記者)

そんな「不屈」と「平和丸」を運航していたのは、米軍普天間飛行場の辺野古移設に対して抗議活動をする市民団体「ヘリ基地反対協議会」だった。

西田校長によれば、同校の平和教育で辺野古沖を陸から見学する学習が始まったのは’15年頃。同校がキリスト教主義であることから牧師でもある船長と懇意にする機会があり、冒頭のように勧められ、’23年からは船長の案内で乗船する見学が取り入れられたという。

しかし西田校長は「船上で抗議活動をするようなことは一切しておりません。また、その抗議活動に立ち合うようなことも一切ございません」と、生徒が抗議活動に関わっていないことを主張。あくまでも目的は、“辺野古の海の美しさを感じること““基地に疑問を抱いている人々の意識を感じること”だったと説明した。なお、引率の教員は陸に残った生徒の指導に当たるため、乗船していなかったという。


ヘリ基地反対協議会も16日夜に記者会見を開き、共同代表らが事故を謝罪したが、学校側の説明と噛み合わない主張も見受けられた。

「西田校長によれば、学校側は船の使用料として船長を含めた乗務員3人に5千円ずつ支払っていたといいます。しかし、ヘリ基地反対協議会の記者会見では、そのことについての説明はありませんでした。

記者から“運輸局に事業登録をしていたか?”と問われると、メンバーのひとりは『登録というよりは、要するにボランティアで、事業でやっているわけではない』と説明。記者が“他人の需要に応じて運送する場合も登録が必要では?”と質問を重ねると、『そこは……確認してみます』と自信なさげに答えていたのが印象的でした」(前出・全国紙社会部記者)

しかし翌日以降には、内閣府沖縄総合事務局運輸部が各メディアの取材に応じ、転覆した2隻は海上運送法に基づく事業登録がされていなかったことが明らかに。同運輸部によれば、旅客定員12人以下の船であっても有償、無償にかかわらず、他人の需要に応じて人を運送する場合は「一般不定期航路事業」の登録が必要になるという。

さらに19日には、京都新聞をはじめとする各メディアで亡くなった女子生徒に関する新事実も報じられた。

「亡くなった女子生徒は『平和丸』の方に乗船しており、亡くなった船長とは別の船でした。
第11管区海上保安本部によれば、転覆した船から意識不明の状態で救助された際、救命胴衣が引っ掛かった状態で発見されたといいます。この女子生徒が救助されたのは、事故発生から70分後。ほかの20人は40分以内に引き上げられましたが、必要な装備を持つ潜水士が現場におらず、消防に救助を要請したため時間を要してしまったそうです。

第11管区海上保安本部も波浪注意報が出ていることを転覆した2隻に呼びかけていたそうですが、もし聞き入れていれば、今回のような痛ましい事故起きなかったかもしれません。また、船内が満員状態であったにもかかわらず、『平和丸』が『不屈』を救助しに行くという判断も問題視されています。船や天候など安全性の判断を“船長任せ”にしていた学校側の責任も重大でしょう」(前出・全国紙社会部記者)

生徒の乗船を“船長任せ”にしていた学校、杜撰な安全管理が浮き彫りになったヘリ基地反対協議会――。複合的な要素が折り重なって引き起こされた痛ましい事件に、ネットニュースのコメント欄やXでは両者に責任を問う声や憤る声が改めて上がっている。

《沖縄の抗議船の転覆事故は中々に痛ましいな。
明らかな人災で関係者の責任逃れの言い訳も見るに耐えない》
《苦しかったやろな……誰が見てもこれは人災船のサイズから2隻とも定員オーバーなのはニュース見て明らかやったし…とりあえず、記者会見は胸くそやった。。》
《学校側は何故そんな所の船に学生を乗せたのか。知らなかったでは済まない事態が起きている。亡くなった生徒とその家族が気の毒だ》
《学校もなぜ安全性や緊急時を想定しなかったのか?船側は事業登録を知らなかったではすまされない。登録していなかったにせよ安全対策はどうしていたのでしょうか?転覆した時点で船長が気が動転したと報道にありましたがそのレベルで何故警報が出ているのに船を出したのか命を軽視し過ぎではないでしょうか?》(すべて原文ママ)

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