「思いつめた様子はなかった」中国大使館侵入で逮捕の幹部自衛官(23) 両親が語った「謝罪」と「普段の思想」
村田容疑者が侵入した中国大使館(写真:梅基展央)
3月24日、陸上自衛隊えびの駐屯地勤務の3等陸尉・村田晃大容疑者(23)が、東京・港区の中国大使館に刃物を持って侵入し、建造物侵入容疑で逮捕された。
「26日に麻布警察署から車で送検される際は、顔を隠すこともなく報道陣に対して挑発的な視線を送っていました。“薄ら笑い” をしていたのではないかと思ったぐらいです」(取材を担当した報道関係者)
村田容疑者は24日午前9時ごろ、中国大使館に隣接するビルの4階から塀を乗り越えて大使館に侵入、大使館員が取り押さえて警視庁に引き渡されていた。
これまでの調べによると、「中国側に日本に対する強硬発言を控えてほしかった」と供述しているという。また、侵入時に持ち込んだ刃渡り18cmの包丁については「大使に意見が受け入れられなければ、自決するつもりだった」と話している。
幸いにもけが人は発生しなかったが、彼は何に駆り立てられて犯行に及んだのだろうか。本誌記者が、村田容疑者の両親のもとへ赴くと、沈痛な様子でこう語った。
「(事件の前には)まったく連絡はありませんでした。
ご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありません。思いつめた感じでもなく、(理由は)まったくわかりません」(母親)
村田容疑者の父親も、母親同様に「なぜこんなことをしたのかまったくわかりません」と漏らす。息子の動機に関して、皆目見当がつかないという。
「自衛隊は、大学卒業後になにか公務員として働きたいと言っていたなかの1つにすぎませんでした。なんとしても自衛隊というわけではありませんでした。思想的に思いつめた様子はまったくありません。
差し入れなどの対応ですか?今のところその予定はないです。行っても会えないでしょうから」(父親)
捜査の進展が待たれる──。