「重大さに向き合え」辺野古転覆事故 船長の“言い訳”報道に厳しい声…団体幹部は会見で腕組みも物議、広がる左派と「世間のズレ」
謝罪するヘリ基地反対協議会
3月16日に沖縄・名護市辺野古沖で発生した小型船の転覆事故から10日が過ぎたが、徐々に明らかになる実態に、厳しい視線が注がれている。
事故は、平和学習のために辺野古を訪れていた同志社国際高校(京都)の生徒ら18人と乗組員3人の計21人が乗船した2隻の船が、波浪注意報が出されている海域で転覆したことで発生。全員が海に投げ出され、17歳の女子生徒と「不屈」の船長である金井創さん(71)が命を落とし、14人が重軽傷を負うという近年でも稀な重大事故となった。
当然、責任を問われるのは船の運航元と学校だ。
海上保安庁は3月20日、船を運航していた米軍普天間飛行場の辺野古移設の反対運動などを展開している市民団体「ヘリ基地反対協議会」に対し、業務上過失致死傷や、本来必要な国への事業登録を行っていなかった海上運送法違反の疑いで家宅捜査に入り、捜査を進めている。同志社国際高校も会見や保護者への説明会を行い、厳しい追及を受けている。
そんななか25日に「デイリー新潮」が転覆した2隻の1つである「平和丸」の船長に直撃取材を行った記事を配信し、波紋を呼んでいる。
「記事によると、22日の実況見分に立ち会った平和丸の船長は、その日の夜に名護市内のスナックでかなり飲んでいたようです。
店を後にした船長を直撃したところ一旦は取材を断ったものの、波浪注意報時の出航の判断は、亡くなった『不屈』の船長の金井氏によるものだったとして『俺が決めたんじゃないよ』『担当はあの人。俺は決める権利ない』などと“言い訳”とも取れるスタンスで釈明。他にも事故当日に波浪注意報が出ていたにも関わらず出航したことについても“責任は金井船長”と話していました」(週刊誌記者)
お酒が入っていたとはいえ、当事者でありながら“言い訳”のような主張に、同記事のコメント欄に批判が多数寄せられた。
《喪に服せとは言わないが、この言い様は何なのか。言葉にならない怒りが沸き上がる》
《死人に口無しか・・・すごいな。せめて亡くなった女子高生に対する詫びのひと言があっても良いんじゃないか?酔ってたとか言い訳にならん言い訳している場合じゃない、誠実に事の重大さに向きあえよ》
《自暴自棄的な気持ちはわからなくもないし、全国民から罵倒される立場になったわけでそ
う言う気持ちもわからなくもないけど、被害者とその家族や友人はもっとつらい》
事故の真相については海保の捜査結果を待ちたいが、「ヘリ基地反対協議会」の“当事者とは思えない”態度はこれだけではない。ある全国紙の社会部記者は言う。
「同団体は事故当日の夜に緊急会見を行い、共同体表や事務局長ら5人が出席して、その時点でわかっている経緯や事業登録を行っていなかったことなどを説明しました。
しかし、冒頭で5人全員で謝罪したものの、服装は全員がジャンパーやスウェットという普段着だっただけでなく、右から2番目に座っていた顧問の男性がたびたび仏頂面で腕組みをするなど、事故を起こした団体とは思えないふるまいが目立ちました。これには“謝罪会見とは思えない”“偉そうすぎる”といった批判の声がSNS上で相次いで寄せられることとなりました」
こうした”責任転嫁”のような言説は、団体とは直接関係のないところでも。
「社民党の服部良一幹事長(76)が事故について、19日に国会前で行われたデモで『そもそも、辺野古の新基地建設をいつまでも続けるのが悪いんです。海を埋め立てるのが悪い。こんなことをしなかったら、事故も起こらなかった』と、事故の原因を基地建設そのものにすり替える発言として”責任転嫁”と厳しい批判を浴びました。
社民党は今回の事故とは全く関係がないとはいえ、こうした発言をすることで世間からの左派全体への心証悪化を加速させてしまようでしょう。”世の中を良くするため”との理念があるとはいえ、責任を転嫁していては左右関係なく、世間の共感を得られないと思います。
辺野古の問題と事故をきちんと切り離して、見直すべきところを見つめ直さないといけないのではないでしょうか」(前出のスポーツ紙記者)
尊い二人の命が奪われた重い現実を前に、関係者には、言い逃れではない誠実な説明が求められている。
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