「出番じゃないの?」赤沢経産相 中東情勢「新大臣」任命も…小野田経済安保相が“登板ナシ”でSNS疑問の声
小野田紀美経済安全保障大臣(写真:時事通信)
《日本全体では必要な量の原油や石油製品を確保している一方、一部で供給の偏りや流通の目詰まりも見受けられます。国民の皆様の命と暮らしを守るため、重要物資の供給状況を総点検し安定確保に全力を尽くします》
3月30日、Xでこう綴ったのは赤沢亮正経済産業大臣(65)。中東情勢が混迷を極める中、新たに「中東情勢に伴う重要物資安定確保担当大臣」に任命されたのだ。
高市早苗首相(65)も同日にXを更新し、《国民の皆様の命と暮らしを守るため、石油製品を始め、中東情勢の影響を受ける重要物資の供給状況を総点検し、海外を含めたサプライチェーン全体を踏まえた、重要物資の安定確保のための具体的対応方針の検討を進めてもらいます》と期待を寄せた。
赤沢氏は’24年、石破内閣において経済再生担当大臣として初入閣。高市内閣発足後も、存在感を高めてきた。
「石破茂前首相(65)の最側近として知られる赤沢氏。初当選からおよそ20年、石破氏が5回目の総裁選で初めて選出され入閣に至りました。
石破政権下では、トランプ大統領(79)との関税交渉を担当。政権移行後も関税交渉を進めており、高市首相は2月の国会で『(赤沢氏に)私に恥をかかせるな、と言ったよね』と冗談交じりに語りかけるなど、赤沢氏に頼りきりのようで、3月の日米首脳会談にも同行。ただ、赤沢氏は昨年12月24日~今年1月5日まで“健康管理のための手術”を理由に入院しており、SNSでは“働き過ぎではないか”など体調面を心配する声も上がっています」(政治部記者)
国家の一大事に関して、再び重責を負うことになった赤沢氏。ただ、「サプライチェーン対策」という観点で言えば、小野田紀美経済安全保障大臣(43)の登用も期待されるところだが――。
昨年11月、高市氏の“台湾有事発言”を受けて中国が自国民に対して日本への渡航自粛を呼びかけた際、小野田氏は「なにか気に入らないことがあったら、すぐに経済的威圧をしてくるところに依存し過ぎることは、サプライチェーンリスクだけでなく、観光に対してもリスク」と毅然とした態度で述べるなど、物資の供給網について大局的な視座を持っている様子だった。なお、小野田氏は3月24、31日に行われた「中東情勢に関する関係閣僚会議」の議事録にも名前が上がっていない。Xでは、新大臣に小野田氏ではなく、赤沢氏が任命されたことについて、以下のような反応が起こっている。
《ん?こういう時こそ経済安保大臣の出番じゃないの?小野田紀美さんどこ行った?》
《重要物資安定確保担当相が赤沢さんになるのはいいとして、本来ならその役割を果たすのは経済安保担当相の小野田さんなのではという疑問》
《経済安全保障事案なのに小野田さんでなくなぜ赤沢さんを指名よくわかりませんが…》
いっぽう、31日の閣議後の会見で、科学技術担当大臣、クールジャパン戦略担当大、も兼任する小野田氏は、関係分野に関する成果、進捗を報告。
こちらもかなり多忙と見受けられるが、赤沢氏も小野田氏も、それぞれが活躍できる分野で、本領を発揮してほしい。