栃木・強盗殺人、元暴力団関係者が指摘する「手口のずさんさ」と「“本当の指示役”の存在」
強盗殺人の現場となった家(写真・梅基展央)
栃木県上三川(かみのかわ)町の住宅で富山(とみやま)英子さん(69)が殺害され、40代の長男と30代の次男が負傷した事件で、栃木県警下野署の捜査本部は、強盗殺人容疑で横浜市港北区に住む無職の竹前海斗容疑者(28)と、妻の美結(みゆう)容疑者(25)を逮捕した。
「事件では、指示役で逮捕された竹前容疑者らのほかに、実行犯として4人の高校生を逮捕しています。神奈川県相模原市在住の高校生が3人、川崎市在住の高校生が1人でした。それぞれ別の高校に通っているようで、4人全員が顔を合わせたのは事件当日が初めとみられています」(報道関係者)
竹前容疑者夫婦はなぜこんな凶行を高校生に指示したのか。強盗犯罪に詳しい元暴力団関係者は、手口のずさんさを指摘する。
「億単位の金を盗めるなら、事件後に“高跳び”することも考えられなくはない。だが、とてもそんな金が家に置いてあるとは思えない。そもそも、栃木の現場まで下見に行くだけで、交通費がかかる。
そして、高校生らの食事代や“謝礼”だって必要だ。それらを考えると、強盗を実行するためには、事前に数百万円ぐらい必要になる。ともに無職だったという竹前夫婦が、資金を用意していたとは到底思えない」
実際、富山さん宅周辺では不審車の目撃が相次いでおり、5月6日には不審車に乗車していた職業不詳の渡辺昌英(まさひで)容疑者(41)が逮捕された。その後の調べで、富山さん宅を標的とした強盗の下見をしていたとみられる。
前出の元暴力団関係者は、事件の構造をこう推測する。
「高校生に強盗を指示していたのは竹前夫婦だろうが、実際は、されにそれを指示していた“本当の指示役”がいるはずだ。その人物こそが、竹前夫婦に資金を提供していたのだろう。警察は、そこも含めて捜査をしているはずだ」
5月20日現在、竹前容疑者夫婦はともに「事件には関与していない」と供述しているという。
徹底した捜査が求められる。
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