「虚しさが募ったのでは」なこなこカップルがまさかのスピード離婚…夫婦問題のプロが指摘する“公開妻イジり”の弊害
なこなこカップル(写真:時事通信)
5月5日、インスタグラムのストーリーズで人気カップルYouTuber「なこなこカップル」のなごみ(26)とこーくん(28)が離婚を発表。結婚から2年足らずの“スピード離婚”となった。
「なこなこカップル」は、当時大学2年生だったこーくんがユニバーサル・スタジオ・ジャパンで、高校3年生のなごみに声をかけたことをきっかけに’17年10月から交際がスタート。’19年から’25年まで2人で活動したYouTubeチャンネルは、登録者数150万人超を誇り、“No.1カップルYouTuber”として絶大な支持を得ていた。
「’24年3月の『東京ガールズコレクション』でこーくんがなごみさんにプロポーズし、同年10月についに結婚。2人の活躍はYouTubeにとどまらず、特になごみさんは美貌と抜群のスタイルを活かしてモデルとしても活動。高級ブランドとタイアップするなど、インフルエンサーとして同世代の女性からの支持を集めていました。
一方で、’25年2月には、カップルチャンネルを終了してそれぞれが個人での活動に専念するようになりました。
こーくんがYouTubeで3つのチャンネルを運営する傍ら、なごみさんはインフルエンサーとしてInstagramをメインで運用。その頃から、なごみさんのInstagramにこーくんが登場することはほぼなくなり、この頃から離婚を心配する声が増えていました」(芸能記者)
そして、なごみは、自身のInstagramのストーリーズを更新。《夫婦で話し合いを重ねた結果、それぞれの成長と新しい挑戦のために別々の道を歩むことを決めました》と報告。
続けて《共に過ごした9年間は、かけがえのない大切な時間》《これからもこーくんは私にとって1番の理解者です》と投稿。こーくんも同じタイミングでInstagramのストーリーズで同様の報告をしており、円満な別れであることを強調していた。
しかし離婚を機に、過去の動画でこーくんが、「なごみが死んでも時間経ったら忘れるやん」「辛いん最初だけや」などと発言したり、なごみが「一緒に入ろう」と風呂に誘うもこーくんが「いや〜、今はいいかな。パワプロするわ」などとゲームを優先して断るなど、こーくんのなごみへの“イジり”がSNS上で取り上げられることに。カップル間の“じゃれ合い”の可能性ももちろんあるが、るXではこうした積み重ねが離婚の一因になったのではとの指摘が相次いだ。
《結局、こういうことを無神経に言えちゃうのが積もり積もった結果だと思う。配信中にコレならリアルの生活ですれ違いや冗談で済まないこと多かったんだろうな……》
《「可愛い私よりもゲームなの?」というなごみちゃんの本音と、日常の小さな積み重ね。当時はネタに見えたけど、これが離婚への伏線だったのかも》
この離婚劇について、夫婦問題研究家で離婚カウンセラーの岡野あつこさんは「恋愛期間が長すぎたことによる弊害」を指摘する。
「まず、約7年間という長い恋愛期間を経て結婚したことで、かえって“恋愛モード”から“結婚モード”への切り替えがうまくいかず、ギャップが生じてしまい、わずか1年半という早い離婚に至ってしまったのかなと思いました」
SNSでも指摘されていた動画内でのこーくんのなごみに対する“イジり”について岡野さんは次のように分析する。
「今回の離婚でまず目に付くのは、数字で残酷なまでに可視化されてしまった“格差”です。なごみさんのインスタのフォロワー数が約95万人なのに対し、こーくんは約26万人と4倍近くの開きがあります。これは単なる人気の差ではなく、彼らの場合は“収入”と“社会的な評価”の差として突きつけられます。
男の人は本来、リーダーシップをとりたい生き物ですから、自分の妻がどんどん輝いていくと、それを誇らしく思う反面、僻んだり妬んだりしてしまうケースが多いです。
逆に夫が出世するのは妻にとっても嬉しい場合が多いですが、女性が上だと、よほど双方が大人にならない限り、男性側がコンプレックスを抱えてしまい、うまくいかなくなることはよくあります。
こーくんが動画内でなごみさんをいじっていたのも、もちろん本心ではないのでしょうが、優位に立ちたいという無意識の“マウント”や“コンプレックスの裏返し”だった可能性は否定できません」
イジりであっても、こうしたリスペクトの欠如の積み重ねは、若くして結婚した夫婦の離婚理由になることは少なくないと岡野さんはいう。
「恋人同士の時は許せたノリや冗談が、一生を共にするパートナーとしては“自分を尊重していない”と感じる原因になることもあります。ましてや、尊重されていない様子を動画で公開するなど、自分の存在をパートナーではなく“ネタ”にされていると感じると、ますます虚しさが募っていったのではないでしょうか。特に、なごみさんのように外の世界では仕事でも女性としても高く評価され、ハイブランドからも声がかかるような立場になれば、自分を大切にしてくれない夫にこだわる必要はなくなります。 若い時から長く付き合っていると、いくら美人の妻でも夫は雑に扱いがちになりますが、世間は彼女を放っておきませんからね」
岡野さんの元には20代など若い世代からの相談も増えているというが、彼らに多いのは、「若いうちに結婚したものの、夫からのいじりやモラルハラスメントが嫌で離婚したい」というケースだという。
「実際にあったケースでは、夫からの“ブスいじり”などの雑な扱いに嫌気が差し、夫よりも年収の低いフリーター男性とやり直すために離婚を選んだ女性がいました。その男性は経済的には不安定でしたが、『慰謝料も全額払う』と彼女を心から大切に扱いました。
今の若い女性にとって、夫から大切にされない、女性として見られないということは、それほどまでにキツいことなんです。昔は我慢するのが一般的でしたが、今はもうそんな時代ではありません。
本当に嫌いになって泥沼化する前に、早めに切り替えて離婚するという選択肢は当たり前になっています。むしろ、自立している女性にとっては合理的な選択であり、“キャリアアップのための離婚”と言えるかもしれません」
また、2人で築いてきたYouTubeチャンネルの動画を離婚後全て削除しているところにも、岡野さんは訣別への強い意思を感じるという。
「離婚後、YouTubeの全動画を削除し、インスタの2ショット写真などもすべて消去したのは、新しい道へ進むための強い決意の表れだと思います。 おそらくなごみさんにとって、もう『なこなこカップル』という過去のブランドは、次のステージへ進むためには不要だったのかもしれません。
2人は学生時代から約9年間、仕事もプライベートも共に歩んできました。不倫や事件があったわけではなく、“9年間やり切った”という思いでの前向きな卒業だったのでしょう。
我慢し続けず、自分らしく生きられる人生を優先するというのは、現代の夫婦のポジティブで“賢明な選択”のひとつなのだと思います」
成功したカップルYouTuberという立場を潔く捨てて前に進むという選択は、現代ならではのしなやかで合理的な決断なのかもしれない。