2026年夏「スーパーエルニーニョ」発生で日本は「40℃超え」が当たり前に!専門家は「台風ノロノロ化」も指摘

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2026年夏「スーパーエルニーニョ」発生で日本は「40℃超え」が当たり前に!専門家は「台風ノロノロ化」も指摘

2024年8月に発生し、近年まれに見る遅さだった台風10号の大雨で冠水した大分県由布市の宮川沿いの農地(写真:共同通信)



5月14日、米海洋大気局(NOAA)が、2026年の秋から冬にかけて世界的に「スーパーエルニーニョ」が発生する可能性を37%と分析したと、CNNなどが伝えている。

そもそも「エルニーニョ」とはどのような現象なのか。三重大学大学院の気象・気候ダイナミクス研究室、立花義裕教授が解説する。

「エルニーニョとは、南米ペルー沖の赤道付近の海水温が上がることにより、日本の南に位置するパプアニューギニアや、西に位置するフィリピン付近の海水温が下がってしまう現象です。

エルニーニョが発生すると、温かい海水がある東の海域に、西の海域の冷たい海水が移動するため、日本の南の海域の水温も低くなり、夏は冷夏になる傾向があるとされています。

地球規模で異常高温や豪雨、干ばつなどが発生し、穀物の収穫などにも大きな影響が生じる一因といわれます」

しかし今回、発生が予想されているのは「スーパーエルニーニョ」。現実に発生すると日本は一転、冷夏ではなく「殺人熱波」に襲われる可能性があるという。

「2026年は、世界的に海水温がとても高い状況になっています。
そのため、日本の南の西部熱帯太平洋の海水温も非常に高いのです。一定のレベルよりも海水温が高くなれば、当然、陸地も影響を受けて気温が高くなります。

NOAAの予測が正しければ、2026年のスーパーエルニーニョは過去最強です。もし初夏に発生すれば猛暑になり、40度を超える日が珍しくなくなります。ニュースにもならないくらいでしょう。

日本は年間で2000人以上が猛暑に関連して亡くなっています。今夏は、その危険性が格段に高まると考えてください」(立花教授)

また、海水温が高いと、海面から発生する水蒸気量も多くなり、台風も大型で強い勢力になると立花教授は指摘する。

「発生個数こそ例年と変わらないかもしれませんが、日本上空を西から東に流れる偏西風が、かなり北を流れています。


そのため、日本に接近した大型で強い勢力の台風が、偏西風に乗れずノロノロと動きが遅くなり、さらには上陸するケースも多くなるでしょう。この影響は2027年、2028年にかけて続きます」

近年、スーパーエルニーニョの発生頻度が高まり、発生するまでの間隔も短くなっているという。

「かつては20年周期くらいで発生していましたが、前回はわずか3年前の2023年に発生が確認されています。これは、人間社会が排出するCO2の影響が大きいです」と立花教授は警鐘を鳴らし、「個人でも地球温暖化を防ぐ意識を高めることが大切です」と語る。

2026年は猛暑だけでなく、日本に長く居座る「ノロノロ台風」への備えも必要になりそうだ。

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