「周囲の酔いが覚めるほどの怒り方だった」デヴィ夫人 かつての仲間が明かす“暴行事件”の全真相、今後は「付き合うつもりはない」と絶縁宣言
デヴィ夫人(写真:本誌写真部)
「瞬間湯沸かし器みたいなところがあるので、自制心を持って気をつけていきたいと思います」
6月23日、東京地裁で開かれた初公判でそう語ったのは、タレントのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ被告(86)だった。
今回の公判で問われたのは、元マネジャーらへの2件の暴行罪だ。
起訴状によると、デヴィ被告は‘25年2月、東京都渋谷区の飲食店で自身の事務所の女性従業員(Aさん)にシャンパングラスなどを投げつけたほか、同年10月には渋谷区内の動物病院で、当時の女性マネジャーに殴る蹴るなどの暴行を加えたとされる。
「デヴィ被告は起訴内容をおおむね認めましたが、被告人質問では『あまり覚えていない』という趣旨の発言を繰り返し、Aさんには『逆に謝罪してほしいくらい』と述べる場面もありました。暴行は認めても、自分の信念は曲げないという姿勢が感じられました」(法廷を取材したフリーライター)
‘25年2月にAさんへの暴行事件が起きた当時、デヴィ被告と政治活動を共にしていた日本動物虐待防止協会代表理事の藤村晃子氏(53)が、本誌に騒動の背景を語った。
「私は以前、放送作家をしていたことからデヴィ夫人とは面識がありました。ある時、夫人から『犬や猫の食用禁止、動物虐待防止の法制化を目指す党を立ち上げるので、手伝ってほしい』と声をかけられたんです。動物愛護は私自身のライフワークでもあったので、夫人が本気で取り組むのであればと思い、お手伝いすることにしました」
デヴィ被告は‘25年2月、政治団体「12(ワンニャン)平和党」を設立。
新党結成の記者会見には、立候補予定者の一人として藤村氏も同席していた。しかし、その翌日に発生したのが、今回の“シャンパングラス投げつけ事件”だった。
■「怒りを自制できない人に動物愛護が務まるとは思えない」
藤村氏は「私はその場にいたわけではありませんが」と前置きしたうえで、事件当時のことをこう明かす。
「事件が起きたのは、都内で開かれたAさんの送別会だったそうです。会は和やかな雰囲気で進んでいたものの、そろそろお開きというタイミングでAさんが突如、自身が過去に精肉店で働いていた経験から『犬肉を食べるのは伝統文化ですよね』という趣旨の発言をしたそうです。この発言に対して『それは韓国や台湾の話でしょ』と夫人が否定するも、Aさんは身を乗り出しながら『日本にも犬肉を食べる文化があったんですよ』と言い放ったそうです。それに憤怒した夫人がシャンパングラスだけでなく辺りのものを何から何まで投げつけてしまったというのが真相だそうです。
お互いにお酒が入っていたこともあり、Aさんもついつい挑発するような言い方になってしまったようです。
それでも、夫人の怒り方は参加者の酔いが覚めるほどだったと聞いています」
動物愛護を掲げる政党を立ち上げる最中で起きた、スタッフとの歴史認識をめぐる衝突。この一件が刑事事件となったことで、デヴィ被告の周囲にいたスタッフやスポンサーも離れていき、「12平和党」は設立からわずか2カ月で解散することに。
最後に、藤村氏は現在の心境をこう語った。
「どんな理由であっても、怒りの感情を自制できない人に動物愛護が務まるとは思えません。夫人には『政党を立ち上げるのなら、毛皮コレクションも辞めて欲しい』と懇願した事もありましたが、受け入れてもらえませんでした。
世の中には動物愛護活動を見栄えのいいプロモーションとして利用する人たちもいるようですが、動物愛護活動は、忍耐が必要な地道な草の根運動です。私自身、今後は夫人に頼まれても付き合うつもりはありません」