長野・母子3人死傷事件 逮捕の父親は「生真面目そうなタイプ」、近隣住民が明かす素顔と事件前に起こった“異変”
事件が発生した長野県東御市新張の民家(写真・梅基展央)
7月1日早朝、長野県東御市新張の民家で、この家に住む49歳の飯島瞳さんと12歳の長女の絃巴(いとは)さんが遺体で見つかった。14歳の長男が近隣の商店に「父親に襲われた」と助けを求めたことから事件が発覚。同日11時ごろ、長野県警は瞳さんの元夫で長女と長男の父親の無職・飯島啓輔容疑者(46)を殺人未遂容疑で逮捕した。
「飯島容疑者と瞳さんは離婚し、婚姻関係は解消していたものの、家族で同居していたようです。逮捕された飯島容疑者は取り調べ中に体調が悪化。逮捕前に毒物を飲んだ可能性があったことから、警察は治療と入院のために一時釈放。回復を待って殺人未遂容疑で再逮捕する方針です」(社会部記者)
平穏な田園に建つ民家で起きた凄惨な事件。一家について、近隣の住民はこう話す。
「以前は家族で洗車したり、雪かきしたり、仲良くやってましたけどね。車好きな旦那さんだったから。テレビで事件の報道を見て、(亡くなった瞳さんが)『元妻』って出たのを見るまで、離婚してたのも知らなかったから、『え? 離婚してたの?』って思ったくらい。
事件のあった家は、もともとは奥さん(瞳さん)のお母さんが1人で住んでた家なんですよ。そこに飯島さん夫婦が入ったんですよね。それで、お子さんも生まれて。一時期、お兄ちゃんも病気して歩けなくなっちゃったりしてたから、入院してたんですけど、リハビリして歩けるようになって帰ってきたんですよ。最初は杖で、そのうち歩けるようになってきたから『よかったね』って言ったら『はい』なんて言って。
そこから、親子でこの辺を一生懸命歩く練習なんかして。介護関係の人も来たりしていましたが、ここのところ、介護の人は見ませんでした。
いつからかはわかりませんが、兄妹は2人とも学校に行っていませんでした。兄妹仲はすごく良かった。学校に行ってなかったから、遊ぶ相手がいなかったでしょうし、庭で遊んでたり、声が聞こえたりしてましたよ。小さいときから」
子どもの病気などはあったものの、一家は仲睦まじく暮らしていた様子だが、ここ最近は“異変”も見られていたという。
「飯島容疑者は板金工をしていて、仕事に行くときは、いつも朝7時くらいに会社の車で仕事に出かけていた。(無職と報道されるまで)辞めていたのも知りませんでしたが、言われてみれば、会社の車は見なくなっていました」(前出・近隣の住民)
さらに、ほかの近隣住民はこう話す。
「長男がコロナ禍で学校に行かなくなったときに、急性糖尿病になり、動けなくなってしまったんです。ちょっと危なかったらしいですが、この頃は完治していたんじゃないでしょうか。妹の長女が学校に行かなくなったのは、お兄ちゃんにつられちゃったんじゃないかしら。
旦那さん(飯島容疑者)を最後に見たのは事件前日。日中に、1人で軽自動車で出てくところを見たんですよ。そのときに、奥さんの車もなかったから、家には誰もいなかったんじゃないかな。その次の日の朝(に事件)だからね。夜に奥さんと子どもを連れて帰ってきた可能性はありますよね。
旦那さん(飯島容疑者)は生真面目そうなタイプだったから、思い詰めちゃったところもあるんですかね」
飯島容疑者を犯行に駆り立てたものはいったい何だったのか。動機の解明が待たれる。