美輪明宏さんのバラに囲まれた人生…三島由紀夫から300本の花束、告別式にも大好きな黄色いバラ
美輪明宏さん(写真:本誌写真部)
老衰のため91歳でなくなった歌手で俳優の美輪明宏さんを偲び、NHKで7月4日に『美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室 新春SP アンコールカ』が、5日には主演映画『黒蜥蜴』と追悼番組『美輪明宏 愛と祈りの歌』が放送された。
ヒット曲『ヨイトマケの歌』や舞台『毛皮のマリー』などで広く知られた美輪さん。一方で大ヒットアニメ映画『もののけ姫』の山犬神や、『ハウルの動く城』の荒地の魔女の声優を務め、若い世代からも親しまれていた。
「この一年は高齢のため、仕事を控えて体力の回復に努めていたといいます。3カ月ほど前に体調を崩してからは主に自宅で静養していて、最期は周囲に『ありがとう』と感謝の言葉を伝え、静かに目を閉じたそうです」(スポーツ紙記者)
1952年に東京・銀座のシャンソン喫茶『銀巴里』でプロ歌手としてデビューした美輪さんは、当時は珍しいユニセックスファッションや性別を超えた美貌で注目され、「シスターボーイ」「神武以来の美少年」などと呼ばれた。
特に遠藤周作や大江健三郎、寺山修司といった文化人たちからの支持を得ており、そのなかでも作家の三島由紀夫との交流は有名であった。
「三島さんは美輪さんの美貌を“天上界の美”と絶賛。美輪さんがかつて語ったところによれば、三島さんが亡くなる1週間ほど前にバラ300本を持って美輪さんの楽屋を訪れたそうで、きっと最後の別れに来たのだろうと明かしています」(芸能関係者)
無類のバラ好きだった美輪さん。
生前には微笑ましい姿が目撃されていた。
「美輪さんはよくお散歩に出ていらしたのですが、自宅周辺をブラブラ歩いているときもほかの人の邸宅にバラが咲いているのを発見すると、“あら、素敵ね。ちょっと見せてくださらない?”と言って、家主の許可をもらってからバラを鑑賞していました」(自宅の近隣住民)
バラへの愛は、最後まで変わることはなかった。
「関係者が明かしたところによると、告別式には美輪さんが大好きだった黄色いバラが祭壇に飾られたそうです」(前出・スポーツ紙記者)
美輪さんは天国でも、バラに囲まれて過ごしていることだろうーー。
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