高市首相の背後に“応援団”ズラリ、党首討論で異様な「立ち見・拍手」に識者も唖然…野党の追及不十分で議論空転

女性自身
高市首相の背後に“応援団”ズラリ、党首討論で異様な「立ち見・拍手」に識者も唖然…野党の追及不十分で議論空転

党首討論にのぞんだ高市早苗首相(撮影:長谷川新)



国会会期末を迎えた7月15日、注目の党首討論がおこなわれた。自民党総裁である高市早苗首相に対し、野党6党首が質問をぶつける構図となったが、期待された論戦とはほど遠い内容だった。

「野党が乱立する現状を反映し、討論時間は通常の45分から60分へ延長。しかし、各党首の持ち時間はわずか4~15分程度しかなく、十分に議論を深めるには短すぎました。

就任直後より落ちたとはいえ、高市政権はいまだ高い支持率を維持しています。その存在感のためか、中道の小川淳也代表をはじめ、野党各党首には迫力が欠けました。質問の途中で笑顔を見せることもあり、政権を本気で追及する姿勢はあまり感じられませんでした。さらに、高市首相が質問に正面から答えない場面も目立ち、終始かみ合わないまま終了。
皇室典範改正や副首都法案など、今後の重要法案の審議入りを前に、せっかく首相を討論の場へ引っ張り出したにもかかわらず、国会最終盤の大一番としては、消化不良の印象を残しましたね」(全国紙政治部記者)

もっとも、討論内容以上にネット上で話題になったのは、高市首相の背後にずらりと並んだ自民党議員の姿だった。

「党首討論は国家基本政策委員会でおこなわれますが、ほかの委員会も含めて委員以外が詰めかける光景はほとんど見られません。議員の傍聴自体は禁止されていないものの、首相の背後を埋め尽くすように与党議員が並ぶ様子は極めて異例でした。高市首相が“会場入り”する際には、新人議員らが拍手でお出迎え。これには、高市首相も思わず笑みを浮かべていました。そして、討論で発言するたびに、大きな拍手をして“援護射撃”をしていたのです」(同前)

この光景に、SNSでは

《国民のための討論の場だよね?応援団つきの発表会じゃないよね?》
《後ろの人達は何?どういう立場で立ってるの?立ち見?見学?》

などと、違和感を覚えたという声が相次いだ。

長年国会を取材してきた政治アナリストの伊藤惇夫氏も、この異様な光景に首をかしげる。

「こうした場面は過去に見た記憶がありません。
NHK中継が入るので“高市応援団”として映りたかった議員もいたのでしょう。しかし、それを差し引いても異様な光景でした。高市首相の答弁を支えるため、あるいは周囲が不安を感じて動員をかけたと受け止められても不思議ではありません。

今国会では委員長が職権で審議を事実上、打ち切るなどもありましたが、まさに数の力を誇示することで政権を維持する高市政権を象徴するワンシーンだったといえるでしょう。国会では傍聴人には禁止されている拍手はあったようですが、応援団からの不規則発言が少なかったことで、辛うじて議会の品格を保つことができました。救いと言えば救いです」

討論そのものの内容よりも、「首相の背後を埋め尽くす与党議員」という異様なビジュアルが主役となった今回の党首討論。数の力だけで支配する議会の形骸化が、わが国の民主主義をむしばみ続けている。

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