【熊本地震】避難所は“エアコン故障”に“電波難”…酷暑35度で「今日も寝られない」被災者悲痛
宇城市小川防災拠点センターの避難者。雑魚寝の状態が続く(撮影:梅基展央)
7月28日の大地震で甚大な被害が出ている熊本県宇城市で、避難所になっているのが宇城市小川防災拠点センターだ。市の職員によるとここには880人が避難しているという。自衛隊による市民への給水もここで行われていた。避難してきた80代の女性はこう話す。
「地震が起きて、家の天井が落ちてきて慌てて外に出ました。ガラス窓がぐしゃぐしゃに壊れて、足にけがを負いましたが、なんとか無事でした。家はすぐに断水して、電気も止まりましたよ。家の片付けもできないし、避難するしかなかった。
それで、28日の夜からここの避難所に来ました」
ところが、避難所でも災難に見舞われた。
「ここの体育館は、避難してすぐのときにはエアコンが効いていたんです。ところがすぐに故障してしまった。凄く蒸し暑くて、昨夜は一睡もできませんでした。市の方で、大型の扇風機を何台か設置してくれましたけど、本当に暑くて、今日も寝付けないかもしれません……」(同前)
人々が身を寄せる体育館では大型の扇風機数台が回っていたものの湿度が高く、かなり蒸し暑い。地震発生以後、被災地では35度近くの酷暑が続いている。
避難者には段ボールと毛布が渡されていたが、お互いを仕切る板などなく、段ボールに雑魚寝の状態が続く。
そして、体育館内のコンセントでの携帯電話等の充電は認められていない。
それどころか、防災拠点センターとの名称にもかかわらず、携帯電話がつながらない状況だというのだ。
避難してきた50代の男性はこう話す。
「電波の状態が悪く、どのキャリアの携帯電話もつながらない。救急の患者が出たときには、救急隊員が搬送する病院を探そうにも携帯がつながらないので、近くの道路まで移動して、やっと電話がつながったそうです。
それに、段ボールだけ渡されましたが、これではなかなか寝られません。市にはもっとしっかり対応してほしいです」
連日の酷暑と避難所の劣悪な環境が人々の心身をむしばむ。生活インフラの復旧が待ったなしで求められている。
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