人身事故による運転見合わせ・遅延が多発…1日185万人が利用する東武東上線ユーザーの嘆きと、鉄道会社の見解は?

女性自身
人身事故による運転見合わせ・遅延が多発…1日185万人が利用する東武東上線ユーザーの嘆きと、鉄道会社の見解は?

東武東上線(※イメージです・写真:tarousite/PIXTA)



「正直、またかという印象。8月1日、東武東上線の柳瀬川駅で人身事故が発生して、上下線で運休、遅延が相次ぎました。7月12日には隣のみずほ台駅で、6月9日にはその隣の鶴瀬駅からふじみ野駅との間で、5月25日には柳瀬川駅で人身事故がありました」(東武東上線ユーザー)

東武東上線は東京都の池袋駅から埼玉県の寄居駅までの全長75kmを結び、2026年に東武鉄道が発表した資料によると、1日の乗降客数は185万人にも上るという。東京~埼玉間の主要路線でありながら、東上線のユーザーからは「人身事故が多すぎる」という声が多い。前出のユーザーが語る。

「5月25日、重要な地方出張がありました。“東上線は遅延する”ことが多いため、40、50分の時間の余裕を持って新幹線に乗れるように家を出ましたが、通勤時間帯の人身事故で運転見合わせ。最寄駅の隣駅にJR路線が走っているため、急いで移動しようとしましたが、タクシー乗り場が大行列。
しかたなく走って移動したため、革靴が壊れてしまい、出張先で新品を購入。仕事にはギリギリ間に合いましたが、朝から重い荷物を持っての移動と、予想外の出費に見舞われました」

別のユーザーもこう語る。

「冬の夜の時間帯に人身事故があって、3駅手前で下車。駅前はバス停留所もタクシー乗り場も長蛇の列で、仕方なく1時間近くかけて歩いて帰りました。翌日から旅行でしたが、途中、具合が悪くなったのも、寒いなか、長時間歩いたからだと思っています」

東上線が人身事故で運休、遅延するたびに、ネット上では以下のような声が寄せられる。

《東上線は人身事故が多いですね》
《しかし本当に多い。信じられない位多い。また止まるのかとビクビクしながら乗っている》

■「30駅においてホーム柵を整備する計画」

こうした声を受け、実際に東武東上線ユーザーでもある記者が問い合わせたところ、7月28日に以下のような文書回答があった。


――今年の人身事故による遅延・運転見合わせの件数は?

路線別の具体的な件数につきましては公表しておりませんので、回答を控えさせていただきます。――人身事故が多いという声がある。他路線に比べて多い認識は?

人身事故は発生件数だけでなく、発生した時間帯や場所によってもお客様への影響が大きく異なります。特に朝夕の通勤・通学時間帯に発生した場合は、多くのお客様に影響が及ぶため、件数以上に多く発生しているとの印象を持たれることもあるかと思います。件数にかかわらず、人身事故については、事故防止に向けたハード面・ソフト面の取組みを推進しております。

――人身事故を減らすためにどのような対策をしていますか?

弊社では安全・安定輸送を念頭に、鉄道と道路の立体化やホーム柵整備等の安全対策の推進、踏切道横断に関する事故防止啓発など、各種対策を実施しております。

以下、具体的な事例です。

《鉄道と道路の立体化(踏切にて発生する事故の抜本的対策)》

踏切における事故・渋滞の解消の手段として、鉄道と道路の立体化を推進しています。
東上線においては現在大山駅付近高架化を推進しており、この事業が完了すると8箇所の踏切が廃止されます。

《ホーム柵(可動式・固定式)の整備》

現在弊社でホーム柵(可動式・固定式)整備を進めております。東上線では今後の計画として池袋~森林公園駅間30駅においてホーム柵を整備する計画で、2035年度までに池袋~川越市間全22駅を優先整備してまいります。そのうち2025年度末時点で22駅中8駅(36%)整備が完了しており、2026年度はふじみ野・上福岡の2駅整備予定の他、ときわ台・上板橋・柳瀬川の3駅工事実施予定です。



以上のような回答とともに、その他の対策として《心理的な鎮静効果があるとされる青色照明やアロマディフューザー・姿見を一部の駅や踏切に設置》《「いのちの電話」ポスター掲出(駅や踏切)》なども挙げている。こうした対策が功を奏するように祈るばかりだ。

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