「イメージ落ちる」吉村府知事 “学歴イジり”動画で炎上中のYouTuberとの共演に賛否
吉村大阪府知事(写真:時事通信)
《人口減少社会に突入している。個性ある生徒を育てるべきだ!と教育評論家はよく言うが、ならば、この時代、学校自体が個性を持った教育を目指すべきだ》
8月10日に、Xでこう綴ったのは、日本維新の会代表で大阪府知事を務める吉村洋文氏(51)。
学歴系YouTubeチャンネル「wakatte TV」の高田ふーみんの投稿を引用する形で、同チャンネルで8月9日にアップされた「【レベル高すぎない?】大阪No.1公立天王寺高校に吉村知事と潜入!公立高校改革の現場のリアルに迫る!」と題した動画にゲスト出演したことを告知した。
この動画では、吉村知事が大阪府立天王寺高校を「wakatte TV」の2人と訪れ、公立高校改革の現場を視察するだけでなく、担任の先生の代わりに終礼を行ったり、生徒の研修の話を聞いたりと和気あいあいとした様子がおさめられていた。しかし、吉村知事の本動画への出演に対してSNSではこんな批判の声が寄せられている。
《吉村洋文大阪府知事&維新の代表でもありますし、自分で自分の価値を下げないでください。》
《wakatteとは絡まないで欲しかった…》
《流石にこいつらと絡むのは無いわ》
《こいつらと絡んでもイメージ落ちるだけだよ。それぐらいわからないかな。
》
というのも、「wakatte.tv」は目下炎上中なのだ。
これまで、街頭インタビューを行った一般人の偏差値を揶揄したり、学歴をイジるコンテンツがたびたび波紋を呼んできた「wakatte TV」。今回の炎上の発端となったのは、8月3日に九州大学の岡崎晴輝教授が自身のXを更新し、《大学の入学難易度を基準に学生をからかうというスタイルには強い嫌悪感を覚えます》と最近存在したという「wakatte.tv」を痛烈に批判。続けて、《高田ふーみんなる人物が『痛い人』であることを全国に発信するのは本人の自由ですが、多くの受験生や大学生を巻き込むのは、大学人として看過できません》と綴っていた。現在までにこの投稿のインプレッション数が1400万越えと、X上で大きな話題となっていた。
いっぽう、この投稿を受け、8月9日に高田と同チャンネルのプロデューサーを務める音畑柊氏がYouTubeを更新し、岡崎氏の批判に応答。動画では、出演する一般の方に対して、撮影前に学歴をいじることを説明していると弁明。また、動画の終盤には、「見させないとか見ないっていう選択はできるんで、こっちはこっちで、楽しんでくれてる人がいるのも事実なんで、あくまでも、バラエティですよ」と語り、「別に嫌だったら見ないでくださいねっていうところが最終結論ですかね」とあくまで動画は“エンタメ”であると反論していた。
ただ、この発言に対して、SNSでは、
《自分達が批判されたらエンタメですやんって逃げ方はクソダセェな》
《世間に認められていると勘違いしてるのだけは止めた方がいい》
《「エンタメ」って言うのは人を楽しませるためにあるものであって、誰かを傷つけたり蔑んだりする免罪符として用いるものではない》
などと、批判の声が続出していた。こうした炎上騒動があるなか、府知事であり与党の党首でもある吉村氏が動画に出演したことに対して批判の声があがった形だが、吉村氏にとってこの出演タイミングは“不運”だったようだ。
「吉村氏が今回の『wakatte.tv』の動画に出演するきっかけは、5月28日にXで投稿された吉村知事が進める入試改革やトイレ様式化や校舎美装化などの公立高校改革に関するポストに対し、高田さんが実際に大阪の公立高校の視察を行うことを提案したことでした。
岡崎教授の投稿より前に撮影自体は終わっていたと思いますが、タイミング的にちょうど炎上している真っ只中ということもあって、公人の吉村氏が出演したことに批判の声があがったのでしょう」(地方紙政治部記者)
ただ、批判の声があがるいっぽう、SNSでは自身が進めている公立高校の改革を現場で視察する吉村知事に対して《こんな知事がいたら、そりゃ発展するわ。大阪が、うらやましい》《非有権者の若者に投資しようとする政治家達って凄い》などの称賛の声も寄せられている。
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