《政界の重鎮も合流?》新政治団体「ゴリラ」メンバー16人中13人は非公表…結成の裏に見え隠れする“キーマン”

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《政界の重鎮も合流?》新政治団体「ゴリラ」メンバー16人中13人は非公表…結成の裏に見え隠れする“キーマン”

新政治団体「護憲リベラル共生(ゴリラ)」を結成。共同代表の川内博史氏(左)、阿部知子氏(仲)両氏と幹事長の平岡秀夫氏(右・写真:本誌写真部)



「略称の“ゴリラ”には、力強く地に足をつけて平和を守るという意志を込めています」

19日、国会内で開かれた新政治団体「護憲リベラル共生」(略称・ゴリラ)の結成記者会見。新聞、テレビ、雑誌、ネットメディアなど約100人の報道陣が詰めかける異例の注目度の高さのなか、会見の冒頭でゴリラの共同代表を務める阿部知子氏(78)が略称に込めた決意を語った。

この日登壇したのは、2月の衆院選で中道改革連合(以下、中道)から立候補し落選した前衆議院議員の3人。ゴリラの代表を務めるのは川内博史氏(64)、共同代表に阿部氏、幹事長には平岡秀夫氏(72)が就任した。

設立宣言では、「憲法9条の堅持」や「長子による皇位継承へと皇室典範の改正」、「アベノミクスを克服し、革新的産業への投資促進と暮らしの保障」など11項目の基本政策を掲げ、高市内閣に対峙する「野党の大きな塊」ではなく、「護憲リベラル共生の塊」を目指すと力強く宣言。国政政党になることも視野に入れているという。

気になる結成メンバーは、この3人を含む現職と元職の国会議員16人。だが、残る13人の名前については、現在、中道、立憲、公明党(以下、公明)による3党合流協議が進められていることから、

「いま非常に政治状況が微妙な時期なので、今日この場で私どもの方から(名前を)申し上げるわけにはいかない」(川内氏)

として、明かされることはなかった。


「政治団体の旗揚げ会見で設立メンバーの名前を明かせないというのは、いったい何のために開いた会見なのか、疑問が残ります。ゴリラの政策理念に共感して集まったメンバーであるのなら堂々と名乗るべきだったと思います」(全国紙政治部記者)

3党合流協議がまもなく一定の結論が出るとされるこの時期に、あえて政治団体を結成したのはなぜか。

「8月末に一定の結論が出るという状況の中で、“護憲”“リベラル”“共生”の政策理念をしっかり持った現職議員を含めた団体を作り、世の中のみなさんに旗を立てて訴えていかなければならないというふうに考えたので、このタイミングになった」
と、川内氏は説明していたが、3党合流協議の結論次第では、リベラル派の面々がこのまま数合わせの野党再編に飲み込まれてしまう危機感から、ゴリラが合流反対派の受け皿になるという思惑もあるようだ。

その3党合流協議は、すでに暗雲が立ち込めている。

9月13日投開票の沖縄県知事選をめぐり、立憲が現職の玉城デニー氏(66)を支援する一方、公明は新人の古謝玄太氏(42)を推薦。3党合流の旗振り役の中道は両党の亀裂を恐れて「自主投票」を決めるなど、足並みは乱れに乱れている。

では、ゴリラはこれからどう動くのか。

「当面は沖縄県知事選という大変重要な選挙があるので、私たちは玉城デニー知事を全力応援するために、とりあえず力を尽くしていきたい。
そして地方議員の先生にも加わっていただいて、来年4月の統一地方選挙にも向かっていく」(川内氏)

沖縄知事選で、玉城氏支援をいち早く表明していたのは、中道所属の小沢一郎前衆議院議員だ(84)。ゴリラ結成の裏には、小沢氏の関与も囁かれている。

記者会見後、川内、阿部両氏にゴリラと小沢氏の関係について聞いた。

本誌:ゴリラ結成にあたり、小沢氏にメンバー入りを打診されたのか?
川内氏:声はかけてはいないです。ただし、ご報告はしています。
本誌:小沢氏から政治団体作った方がいいというアドバイスを受けたことは?
阿部氏:ないです。
川内氏:(小沢氏からは)それぞれがそれぞれの立場で全力を尽くそうと。そして最後、またみんなでまとまろうと。

本誌:小沢氏も“護憲”“リベラル”“共生”という方向性は同じなのか?
川内氏:そうです。
本誌:小沢氏がゴリラに合流する可能性は?
阿部氏:あると思います。

今回のゴリラ結成の記者会見場を借りたのは、小沢グループの現職議員である。現在、小沢グループは衆・参合わせて現職議員が6~7人いる。仮にこの現職議員が全員ゴリラに合流した場合、政党要件(現職の国会議員が5人以上)を満たすので、国政政党になることができる。

「“護憲”“リベラル”“共生”の旗のもとで結集できる人たちであれば、すべて連携していきます。政策理念が一致すれば共産党も排除しない」(川内氏)

はたして政治団体・ゴリラの旗揚げは、今後の野党再編の引き金となるか……。

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