「リフレ政策やめるべき」米財務長官が言った、言わない論争がXで勃発「捏造記事」「言ってないはさすがに現実逃避すぎ」

女性自身
「リフレ政策やめるべき」米財務長官が言った、言わない論争がXで勃発「捏造記事」「言ってないはさすがに現実逃避すぎ」

片山財務大臣とベッセント財務長官(写真:財務省提供)



《リフレ政策をやめろとは言ってないデマ報道》
《日経新聞の捏造記事。ベッセント財務長官は「リフレ政策をやめるべきだ」と言っていない》
《いや、明確に言ってるやん》
《言ってないはさすがに現実逃避すぎ》

現在、X上でこんな論争が巻き起こっている。きっかけは9月2日に、日本経済新聞が「ベッセント米財務長官『リフレ政策やめるべきだ』と日本に伝達」という記事を配信したことだった。記事は、9月1日、米国のスコット・ベッセント財務長官(64)がG20財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後に行った記者会見で「日本にリフレ政策をやめるべきだと伝えた」と発言したことを報じたもの。

「リフレ政策」とは大規模な金融緩和と財政出動を行う金融政策のこと。高市早苗首相(65)が推進する“サナエノミクス”はリフレ政策といわれることもある。

この記事が配信されると、サナエノミクスを支持するアカウントなどが、記事の信ぴょう性を否定するポストが投稿し始めたのだ。中には、有名人によるものも。


元財務官僚で、高市首相のブレーンともいわれる経済学者の高橋洋一氏は、記事を引用したうえで《英文のscriptを読んだが、日経さん、しでかしてしまったな》《もっとも英文スクリプトをみると、リフレをやめろなんて言っていない。日経捏造記事》とポスト。

日経新聞だけでなく、各メディアもベッセント財務長官の発言を伝えているが、自民党党大会で高市首相の“応援ソング”を歌ったこともあるミュージシャンの世良公則氏(70)はこんなポストを投稿した。

《メディア各社のベッセント米財務長官「リフレ政策やめるべきだ」と日本に伝達との報道これはある意図を持った偏向報道ではないか事実と異なるようだが》

さらに9月3日の囲み取材で、G20でベッセント財務長官と会談した片山さつき財務大臣(67)が「特にご注文がなかった」と語ったことが伝えられると、《デマ確定》《日経新聞のだれが責任取るの》などのポストがXに次々と投稿された。

■実際にベッセント財務長官はなんと言ったのか?

それでは、実際にベッセント財務長官はなんと言ったのだろうか。1日の会見はYouTubeなどで動画が観られるほか、全文が記事として公開されている。ベッセント財務長官はG20の成果を語ったあと、記者との質疑応答のなかで、こう語っている。

<We’ve talked to the Japanese, and I’ve said they had a tremendous success in Abenomics ? now they should actually let that run and stop the reflation.>

「我々は日本側と話し合ってきたが、私はこう伝えた。
日本はアベノミクスで大きな成功を収めたのだから、今は実際に経済を自律的に機能させ、リフレ政策をやめるべきだ、と」

確かに<they should stop the reflation(リフレ政策はやめるべき)>と言っているベッセント財務長官。さらに、米国と日本との二国間協議の詳しい内容を記者から問われると、“アベノミクスは効果的なリフレ政策だった”としたうえでこう答えた。

<I think it’s now time, as I said, for “Takaichinomics”.>

「以前も言った通り“タカイチノミクス”の時代が来ていると考えている」

そして、“日本は過去の経済政策の恩恵を、余裕をもって享受できる”としたうえで、こう語った。

<In 2011, Japan was written off as dead, and now I think it’s one of the most vibrant economies in the world, and they, if inflation is 2%, they’ve succeeded in reflating, and now they have to think about the consequences of their success.>

「2011年には日本は終わった国とみなされていたが、現在は世界でもっとも活力のある経済圏のひとつだと私は考えている。そして、インフレ率が2%だとしたら、日本はすでにリフレに成功しており、今はその成功がもたらす影響について考えなければならない」

■「八つ当たりみたいなもの」

Xではこんな指摘が。《はっきりと、「Now, they should actually let that run and stop the reflation」と言っています。これは、リフレ政策をやめろ、という意味》
《報道を否定する前に動画をちゃんとみた方がいい》

前衆議院議員の米山隆一氏(58)はXで、“発言否定派”のポストを引用しながら、こうリポストしている。

《目の前の事実を平然と否定する方々。
リフレ派というのは、こういう方々で形成されていた訳です》

最後に、経済誌記者はこう解説する。

「日経新聞などは、あくまでもベッセント財務長官が会見でこう発言したと報じているに過ぎません。片山財務大臣が『注文がなかった』と否定しても、それはベッセント氏か片山大臣のどちらかが、嘘をついているか、間違っているかの話になるだけです。

だけど、高市首相の経済政策を支持する多くの人たちが、必死にメディアを叩いている。本来なら、『米国の経済政策に従う必要はない』と言えばいいのに、高市首相が米国からの要求を突っぱねることができないと自分たちでも思っているから、報道を否定するしかできないんですね。要は八つ当たりみたいなものです」

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