倉本聰さん 晩年目を懸けていた“若手アクション女優”…役の作り方を教えたことも

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倉本聰さん 晩年目を懸けていた“若手アクション女優”…役の作り方を教えたことも

’17年3月『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)制作発表記者会見で(写真:本誌写真部)



9月18日に脚本家の倉本聰さん(享年91)が亡くなっていたことが、同28日に倉本財団の公式HPで発表された。葬儀はすでに近親者のみで執り行われており、お別れの会が11月3日に北海道富良野市にある富良野演劇工場で営まれる予定だという。

『前略おふくろ様』(日本テレビ系)や『あにき』(TBS系)をはじめ、数多くの名作ドラマを世に送り出してきた倉本さん。なかでも国民的ドラマとして広く愛されている『北の国から』(フジテレビ系)は、倉本さん自身の実体験をもとに生み出された作品だ。

「東京で生まれ育った倉本さんですが、’77年、42歳のときに北海道富良野市に移住し、そこでの経験をもとに『北の国から』を執筆しました。

厳しい自然と向き合うなかで、家族が成長していく物語で、倉本さんはのちに、『都会育ちの今の子どもたちを主役にして、彼らを自然の中に入れた時にどういう反応を見せるか、その化学反応が知りたかった』と語っています」(スポーツ紙記者)

これまで多くの俳優を見出してきた倉本さんだが、近年、とりわけ目を掛けていた女優がいる。

「清野菜名さん(31)です。アクションを得意とする清野さんは、映画デビュー当時からアクション中心の作品に多く出演していますが、自分の芝居そのものには自信を持てずにいたそうです。


しかし、‘17年4月から9月までテレビ朝日系の帯ドラマ劇場の枠で放送された『やすらぎの郷』に出演した際に、倉本さんから役の作り方を直接教わったといいます。

ドラマの放送後には、演技の感想が綴られた直筆の手紙を受け取ったそうです。

同作での演技が高く評価され、’19年からの続編『やすらぎの刻~道』では見事ヒロインに抜擢。清野さん自身も、倉本さんとの縁を『人生を大きく変えた出会い』と振り返っています」(芸能関係者)

倉本さんにとっても、清野との出会いは特別なものだったようだ。

「倉本さんは、清野さんの才能を高く評価し絶賛していたそうです。

浅丘ルリ子さん(86)や、加賀まりこさん(82)なども出演する『やすらぎ』シリーズは “昭和の時代にテレビで活躍した人物だけが入居する老人ホーム”を舞台にしたシニアドラマでした。そこに、どこか昭和の香りを残す清野さんをヒロインに選びました。

1年間続くロングランのドラマでしたが、清野さんが見事に演じ切り、彼女の役者人生において大きな糧となる作品になりました」

‘21年に出版された清野の1st写真集『セイノート』には、倉本さんとの対談が収められており、そこで倉本さんから贈られた印象的な“金言”が明かされている。


《若いうちは自分だけの力じゃなく、親からもらった容姿や体、若さそのものも含めて魅力となっているけど、30歳以降は演技力や表現力など、自分が培ってきた力をメインに頑張っていかなきゃならない。だから、本当の勝負はここからだよって》

現在31歳で、倉本さんから説かれた“本当の勝負”の真っ只中にいる清野は、天国の恩人へ報いるように、これからも真摯に役と向き合い続けていくーー。

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