「私、実はビビりなんだから」カイヤさんが今明かす“鬼嫁キャラ”の真相…大事故からパリコレ復帰したストイックな現在
「私、ビビりなんだから」と語るカイヤさん
【前編】「ホームレス状態」から執念のパリコレ復帰…カイヤさんを襲った8年の泥沼離婚、ハクビシン被害と2度の交通事故から続く
「『鬼嫁』ってすごい言葉ね。そんな言葉、英語にはないから、『ちょっとナニそれ?』って感じね」
笑いながらそう語るのは、タレントでモデルのカイヤさんだ。
1990年代、カイヤさんはカタコトながらもストレートな物言いで、夫に厳しい「鬼嫁キャラ」として一世を風靡した。
「自分のことを知っている人たちは、みんな私がどんな人か知っているから、気にしなかった」
いつの間にか定着したイメージについても、本人は至ってドライに受け止めていたという。
「アメリカではテレビはエンターテイメント。誰もテレビのいうことなんて信じない。でも、日本人はテレビを信じるのね。ちょっと驚いた。
ショックだったよ。私の性格は怖いどころか、ビビりなんだから」
「鬼嫁」を演じたことで、1993年の下半期だけで約400件もの仕事の依頼が舞い込んだ。知名度のなかった自分が多忙になった現実を受け入れ、「だったらこの役を演じよう」と徹したのだ。
「ううん、そういう仕事も結構、面白かったネ」
嫌ではなかったのかという問いにも、ケロリと答える。6歳の時に日本の写真集を見て以来、「絶対に日本に行く」と決めていたほど日本を愛しており、世界中を飛び回る現在も、日本に来ると「家に帰ってきた」と安心するという。
交通事故による重傷から奇跡のパリコレ復帰を果たし、本格的にモデル業を再開させたカイヤさんだが、その体を維持することは並大抵の努力ではない。
「モデルという仕事の何が大変かって、単に体型を維持するだけじゃなくって、ウォーキングがちゃんとできる体であること。ハイヒールを履いたまま、ランウェイを歩くのは、体幹がしっかりしていて、全身の筋肉が鍛えられていなければできないの」
本番当日は衣装合わせもなく、どんな服でも着こなすことが求められる。
「なかには15~20kgくらいの重たい衣装もある。それを平気な顔で着こなせなくてはダメ。肌のツヤや色も万全じゃないとダメ。寝不足の顔なんてとんでもない。とても厳しいよ」
現場でさえない顔色をしているだけでも即刻クビになる厳しい世界だ。日々の筋トレやスクワットを欠かさず、常に約20kgもあるカバンを持ち歩いて体を鍛えている。
「でもワタシ、125歳まで健康に生きて、100歳までモデルを続けたいね」
その強靭な精神力と肉体の根底には、ネイティブアメリカンのシャーマン(ヒーラー)だった祖母や母から受け継いだ教えがある。
「小さいころから『どんなことにも意味がある』ということを教わっていました。
その言葉を本当に信じているし、どんなに悪いことがあっても、『このことに何の意味があるんだろう』って考えて、常にポジティブなことを考えてイメージするようにしている。そういう生き方をしてきたんです」
苦しいときに担当になって支えてくれたマネージャーなど、周囲への感謝も忘れない。現在は毎朝瞑想をして体調を把握し、バナナやアボカドなど14種類の食材を使った自家製プロテインジュースを飲むのが日課だという。固形の食事は1日1回にとどめるなど、ストイックな生活を送っている。
「やりたいことは次から次へと湧いてくる。この年になってようやく、それができるようになってきた。今、人生がいちばん楽しい!そういう意味で、人生にはすべて意味があると思うし、無駄なことなんて、何ひとつなかったと言えるかな」
現在は俳優業やウォーキング講師、メンタルコーチに加え、アイスクリームやペット用おやつのプロデュースなども手掛ける。強い意志の力で、「モデル カイヤ」の人生を謳歌し続けている。