最後のなんて何の根拠もない。
安土といえば「織田信長の場所!」とは思ったものの、
実際どうやってそこで過ごしてきたかは存知あげない。
「安土城」もてっきり実在すると思っていた。
しかし今の名は「安土城址」。
そう、既に城の姿はなく
彼が居城を構えた栄華はとっくに過去のものになっていた。
彼が安土に拠点を移したのは、彼の人生のだいぶ後半43歳の出来事だ。
そもそも戦国時代とは各地に「戦国武将」と呼ばれる武将がいて、国を乱立させ
天下統一を目指し陣地を取りあう、名の通り戦だらけの時代。
尾張の国(今の愛知県)の武将の家に生まれた信長、
なんとびっくり2歳にして城主となり24歳で弟を暗殺している。
時代とはいえあまりに重すぎる身の上。
身内でさえ信用できないほど周りは敵ばかりだ。
子どものころは度重なる奇行で「大うつけ(大ばか者)」なんて呼ばれていたらしいが、
それも暗殺されないためにバカを演じていたという説もあるらしい。
18歳で父親の死により家を継いでからメキメキ頭角を現した信長、
尾張だけでなく美濃(岐阜県)、伊勢(三重県)、近江(滋賀県)