くらし情報『日本の骨髄バンクの生みの親が乗り越えた難病、挫折ーー』

日本の骨髄バンクの生みの親が乗り越えた難病、挫折ーー

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「医師と患者の懸け橋になりたい。それが、骨髄移植から社会復帰した私の役目かなと」

そう語るのは大谷貴子さん(55)。大谷さんは、26歳のときに骨髄移植を受けた元白血病患者。そして、一人でも多くの命を救いたいと、患者とドナー(骨髄の提供者)を結ぶ「骨髄バンク」を日本で初めて立ち上げたトップランナーとして、約30年もの間、講演や啓発活動、患者の相談など日本中を駆け回ってきた。診察に付き添うことも多く、“患者仲間の大谷さん”として信頼される。いわば日本の骨髄バンクの「顔」だ。

大谷さんは、’61年大阪市生まれ。開業医の父・幸郎さん(故人)と、医院の事務を手伝っていた母・巻枝さん(82)、姉・睦子さん(57)の4人家族に育った。


「やんちゃでしたね。健康そのもの。父は、患者さん第一の人で尊敬していました。でも父と母の間には軋轢があって、小学6年のときに別居してのちに離婚。私と姉は母親と暮らすようになりました」(大谷さん・以下同)

’85年、女優の夏目雅子さんが白血病で亡くなった。

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