小堺一機が見てきた“欽ちゃんのびっくり伝説&金言”
「『いただきます』(『ごきげんよう』の前身番組)の視聴率が上がってきて人から見たら調子に乗ってたかもしれないな。僕もキャーキャー言われたんだから。でも、僕はその前に萩本さんに『視聴率10%は子どもと女のコが騒ぐ。20%でおばさんが“あら”って声をかける。30%超えるとおじさんが“おっ”と言う』って言われてるから。調子には乗らなかったと思う」
こう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第76回のゲスト・タレントの小堺一機さん(61)。『欽ちゃんのどこまでやるの!?』で関根勤との“クロ子とグレ子”で、一躍人気者となった小堺さん。だが、『ごきげんよう』の前身番組『いただきます』を始めたばかりのころは、自分が空回りし、視聴率が思うようにあがらなかったそう。
そのとき、思い出したのが萩本欽一さんの「お前にピンの仕事はこない、全部自分でいっちゃうから」という言葉だったという。この言葉に「人の話を聞くのも大事な仕事だったんだ」と自分の立場をあらためたところ、『いただきます』は人気番組となっていった。