『ラ・ラ・ランド』舞台裏 さらに楽しめる“裏・ラ・ランド”
いよいよ日本でも封切られたミュージカル映画『LA LA LAND』。すでに184の映画賞を獲得(2月24日時点)。110の映画賞を取った映画『タイタニック』(’97年)の記録をすでに超えている。
『セッション』(’14年)で注目されたデイミアン・チャゼル監督が今回描いたのは、エマ・ストーン演じる女優の卵、ミアとライアン・ゴズリング演じるジャズピアニスト・セバスチャンの切ない恋。夢を追いかける男女が出会って恋に落ちるという普遍的な物語を、ハリウッド黄金期のミュージカルや恋愛映画のオマージュを盛り込み、ロマンチックなミュージカル仕立てで表現している。
結果、往年の映画ファンはかつて夢中になった名作の数々に思いをはせ、若い観客は従来とは違う、進化形のミュージカル映画として楽しめる。実写ミュージカル映画はヒットしないといわれていた、現在のハリウッドの常識を覆し、世界中を魅了中。そんな『LA LA LAND』はどうやって製作されていったのか。
舞台裏話をお届けします!
【6分間ノーカットで撮影された名シーン】
パーティを抜け出した主人公たちが、夕暮れどきのロサンゼルスの街並みを背景に、歌い踊って心を通わせる、最高にロマンチックなシーン。