「金正恩を殺せ!」米軍が極秘裏に進める斬首作戦と限定空爆
『金漢率氏(YouTubeより)』
「父は殺された」
3月7日、脱北者団体の公式サイトに公開された動画で、金正男氏の長男・金漢率氏(21)はこう話した。
その背景には、叔父・金正恩朝鮮労働党委員長(34)への、「包囲網」が着々と狭まっていることがあるという。
「漢率氏が動画を公開できたのは、韓国の国家情報院とアメリカのCIAが関与したからです。だからこそ、堂々と動画を流せたわけです」(軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏)
中国・マカオにいたとされる漢率氏。動画の公開には、中国も一枚噛んでいたようだ。
「公開後、団体のサイトには、感謝する国として中国の名が挙がっています。中国の情報機関との間で、裏交渉があったはずです」(同前)
3月に入り、史上最大規模で展開中の米韓合同軍事演習を挑発するかのような動きを、北朝鮮は見せた。6日、弾道ミサイル4発を発射し、うち3発を日本の排他的経済水域(EEZ)内に着弾させた。
安倍晋三首相とドナルド・トランプ米大統領は即座に電話で対応を協議。