くらし情報『中年以降は負担額増も…「実費型医療保険」の長所と短所』

中年以降は負担額増も…「実費型医療保険」の長所と短所

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最近、テレビCMなどで「実費型医療保険」という言葉を耳にする機会が増えた。実費型医療保険は「実際にかかった医療費」を保障する保険。保険料は安く、合理的に見えるが、本当に安心でお得な商品なのだろうか?

そこで、実費型医療保険のメリットとデメリットについて、代表的な実費型医療保険であるソニー損保の「Zippi(ジッピ)」を例に、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた。

【1】入院治療費の3割を保障

「受け取る保険金は、入院治療費の3割負担分です。通院治療費は対象に含まれません。保険金は、医療費の領収書にある『診療報酬点数』を基に計算されます。自己負担の上限額を超えると払い戻しなどが受けられる『高額療養費制度』を利用した方も、70歳以上で自己負担が2割や1割の方も、保険金は3割相当額で変わりません。ただし、保険金には、1カ月に20万円まで支給などの上限があります」

【2】保障対象は公的健康保険の範囲

「差額ベッド代や、先進医療などの保険外診療は対象外です。
別途オプションに加入すると、保障対象が広がります」

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