ルパン三世誕生から50年…作者に聞く“次に狙う新たなお宝”
「人気の要因?じつは僕にもよくわからない(笑)。ただ1つだけ言えることは、“わかりやすさ”じゃないかな。5人のキャラクター設定から、ストーリー展開の面白さ。ルパンは泥棒で、毎回いろんなテクニックを使いながらお宝を狙う。そして最後にどんでん返しを見せたり、起承転結が利いているので飽きない。それが50年も愛され続ける理由なのかもしれませんね」
こう語るのは、5月で80歳の傘寿を迎える『ルパン三世』の原作者、モンキー・パンチ先生。ルパン、次元、五右ェ門、不二子、そして銭形……。この愛すべきキャラクターたちの生みの親である先生にとって『ルパン三世』は、どのような存在なのか?
「それは簡単。
“遊び道具”です(笑)。“遊び友達”じゃなくて“遊び道具”。『ルパン三世』と遊べるのは、僕しかいないから。好き勝手に設定もできるし、いろんな冒険もさせられる。どんなことでもできるというか……。僕の“おもちゃ”ですかね(笑)」