渡瀬恒彦さん 闘病中駆けつけていた元妻・大原麗子さんの法要
3月14日に死去した渡瀬恒彦さん(享年72)。渡瀬さんは往年の東映アクション映画で頭角を現し、その後、演技派のベテラン俳優として活躍を続けていた。最近では脳梗塞を患ったあとに胆のうがんを発症、約1年半にわたって闘病中だった。
渡瀬さんが医師から胆のうがんを発症していることを告知される直前の15年8月2日、元妻で女優・大原麗子さん(享年62)の7回忌法要にその姿があった。
「その日は夏の盛りで、とても暑い日でね。参列者はみんな大汗をかくような日だったんですが、とくに渡瀬さんは顔色が悪くて体調が悪そうだったので、あれ、と思ったんです。後から聞くと、あのときにはもう、がんに侵されていたんですね」(芸能関係者)
病をおして大原さんの法要に駆けつけた渡瀬さん。その心のうちにあったものは――。
「もともと二人は、嫌いで別れたわけではなかったんです」
と語るのは、渡瀬さんと親しかった芸能記者の前田忠明さん。
「73年に大原さんと結婚したころから渡瀬さんは、役者として上昇気流に乗りはじめました。