堀江貴文が教える「商売の勝ち方」たったひとつの条件
いつ来るかもわからない「いざという時」のために我慢を重ね、リスクヘッジした気になって安心するのが「貯金型思考」だ。ここからは、今の自分を豊かにするための、「投資型思考」についてさらに考えたい。
「投資型思考」の人間が大切にするべきは、「コスパ」だ。時間対効果、費用対効果がよくなければ、それは「投資」にはなり得ない。
たとえば、手持ちのお金が1万円しかないとする。この1万円は大切にとっておいて、これから毎月、3万円ずつ貯金していこう。これが「貯金型思考」だ。
一方、「投資型思考」の人は、こう考える。
手持ちの1万円を、「何に使えば」、今すぐに100万円にできるか?
ここで「戦略の視点」が持ち込まれる。すなわち、判断基準をつくって投資する先を絞り、そこから選択するということ。投資する価値があると思えるところに資本を集中投下し、他は無視。そんな潔さが求められる。重要なのはコツコツと貯金を続けるようなマメさではなく、知恵なのである。
試しに考えてみよう。あなたが1万円で買ったりんごの木が、100個のおいしい実をつけた。