くらし情報『10年で100社も廃業に!原材料高騰でもやしが消える日が来る!?』

2017年3月31日 12:00

10年で100社も廃業に!原材料高騰でもやしが消える日が来る!?

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「もやしは世界中で食されていますが、日本のもやしは最高峰の品質で、もっとも安価です。しかし、利益を出すのは難しく、生産者は廃業の危機に瀕しています。現状のままでは、日本の食卓から、もやしが消えてしまいます」

こう訴える「工業組合もやし生産者協会」理事長の林正二さんは、3月9日に《もやし生産者の窮状について》という文書を、約550の小売店や市場関係者に送付した。使い勝手がよく、栄養価も高い“主婦の味方”であるもやしが、なぜ危機に瀕しているのか。

「原材料費の高騰が大きな原因です。店頭に並ぶもやしの8〜9割が、緑豆が原材料です。緑豆は世界中で栽培されていますが、雨にぬれてしまうとカビが生えてしまい、もやしに適しません」(林さん・以下同)

そのため、収穫時期の9月に、ほとんど雨が降らない中国の吉林省と陝西省などに、産地は限定されるのだ。

「しかし経済発展する中国では、農民がより高い収入を得ようと、とうもろこしやじゃがいも、大豆などにシフトしています。
緑豆の作付けを続けてもらうには、買取り額を上げるしかありません」

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